薬食同次元
お豆のレシピいろいろ
新緑のさわやかな時期が訪れています。大型連休が始まりましたが、今年は「Stayhome、うちで過ごそう」が合言葉ですね。木曽地域でも、例年であれば大勢のお客様が来訪される時期ですが、今年は大変静かです。しかし野山では普段通りの自然の営みが繰り広げられています。4月後半から木曽でも桜が開花し、現在もまだ散ることなく咲いています。また、つい先日まで茶色だった山々に、木の芽が出て、萌黄色の明るい彩が添えられ始めました。弊社本社の裏山でも、ウグイスやリスなどの動物が元気に活動しています。今年はウグイスの「ホーホケキョ」が例年にも増して美声で、ほれぼれと聞き惚れてしまうほどです。
さて、今回は、4月の生薬ブログ薬食同次元でご紹介した信州産の乾燥豆を使ったレシピをご紹介したいと思います。豆といえば煮豆やひたし豆ですが、弊社の社員が、ちょっと素敵なレシピを考案しました。豆は、通常一晩水に浸しますが、本レシピではその手間いらず。コトコト煮るだけで出来上がります。豆は食物繊維やビタミンが豊富で、健康維持にはとても良い穀物です。日々の食卓のご参考になりますと幸いです。
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●くらかけ豆とタコとパセリのアヒージョ風サラダ <社員考案レシピ>
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レモンとパセリの風味がさわやかな豆とタコのサラダです。
材料:
くらかけ豆の乾燥豆 200g、タコ(ゆで) 50g、レモン 1/2個、ニンニク 半片、パセリ1枝、オリーブオイル大さじ3、塩適量
作り方:
①くらかけ豆を2度ゆでこぼす。(豆を洗い、水のたっぷり入った鍋に入れ、火にかけて、沸騰したらざるに上げてゆで汁を捨てることを2度行う。)
②なべに①のくらかけ豆を入れ、たっぷりかぶるくらいの水を加え、中火で加熱し、沸騰したら、火を弱めて約1.5時間~2時間煮る。(豆はいつも湯をかぶっている。豆は踊らないように火加減する。アクが出たらすくい取る。)
③くらかけ豆は少しだけ硬さを残し、火を止めてそのまま冷ます。
④ボールにオリーブオイル、レモン汁、みじん切りレモン皮、みじん切りニンニク、さいの目切りタコ、みじん切りパセリ、塩を加え混ぜ合わせ、③のくらかけ豆を加えて和える。
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●紫花豆のバタークリーム添え <社員考案レシピ>
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赤ワインを隠し味に使った洋風の甘煮です。豆を一晩水に浸すことなく、コトコト煮るだけで素敵なデザート豆の出来上がりです。
材料:
紫花豆の乾燥豆200g、砂糖120g、赤ワイン適量、バタークリーム適量
作り方:
①紫花豆を2度ゆでこぼす。(豆を洗い、水のたっぷり入った鍋に入れ、火にかけて、沸騰したらざるに上げてゆで汁を捨てることを2度行う。)
②なべに①の紫花豆を入れ、たっぷりかぶるくらいの水を加え、中火で加熱し、沸騰したら、火を弱めて約1.5時間~2時間煮る。(豆はいつも湯をかぶっている。豆は踊らないように火加減する。アクが出たらすくい取る。)
③②の紫花豆に砂糖(三温糖またはキビ砂糖)を加え、皮の中がやわらかくなるまで煮る。
④火を止めて塩ほんの少々、赤ワイン適量(香り立つくらい)を加えそのまま冷ます。
⑤煮えた紫花豆にバタークリーム(ホイップ状になったパンケーキ用クリーム)を添えていただく
ご自宅で過ごす時間に、お豆を煮てみられませんか。皆様がお作りのおいしいレシピがありましたらぜひご紹介いただけますと幸いです。
なお、5月1日より「信州木祖村より郷土の味」として、信州産の食品類のご提供を開始します。上記の「くらかけ豆」と「紫花豆」の乾燥豆も、初夏の頃まで販売を予定しております。こちらもよろしければご覧くださいませ。