>>会員登録いただくと生薬ブログ最新情報をメルマガにてお届けします!メルマガ登録で更に300ポイントプレゼント!

生薬の話

民間伝承薬の流れをくむ普導丸 ~人々の暮らしに寄り添いながら健康をサポートする~

crude_drug_250601_toriitoge1.jpg

〝礼に始まり礼に終わる日本の大相撲"〝技と技、エネルギーとエネルギーがぶつかり合う大相撲"

 5月の夏場所は思わずTV画面にくぎ付けになってしまいました。制限時間いっぱいになった時の力士の気迫のこもった表情、「はっけよい」で体と体がぶつかり合う音、予想もつかいない勝負の行方の中で一瞬のスキをついて勝敗が決まります。

 8年ぶりに日本出身の横綱「大の里」が誕生しました。モンゴルからやってきて日本の伝統や文化をも背負って横綱になった「豊昇龍」との来場所からの相撲が楽しみです。

 

暮らしに寄り添い健康をサポートする普導丸(ふどうがん)

 さて、人々の暮らしに寄り添いながら健康をサポートする普導丸について以下にまとめてみました。

 

 普導丸は御嶽信仰と木曽の歴史や風土に根ざした民間伝承薬「百草丸」の流れをくむ製品です。昭和42年、今から約60年前に自社で開発した口中清涼剤です。当時、百草丸の増産のため新式の製丸機を導入し、その実生産で培った製丸技術によって製剤化し誕生したのが普導丸です。人々の身体を普通の健康体に導きたいとの願いから「普導丸」と名付けられました。

 

 普導丸には7種類の生薬を配合しています。主成分は百草丸の主成分と同じ胃腸を整える生薬のオウバクです。そこに体を温めて血流を促す生薬のセンキュウ、トウキ、さらにガジュツ、ケイヒ、ショウキョウ、ウイキョウを配合した生薬製剤です。

  

 製造方法は7種類の生薬を粉末にし、混合し、水で練り合わせ、製丸機で丸い粒とし、コーティングをして丸剤として仕上げます。粉末生薬を丸い粒としてまとめるために使用する結合剤は水だけです。銀箔をーティングする時に使用する結合剤も天然物を水で溶かしただけの水溶液です。つまり、余分な加工や処理を一切行わず、天然物の粘稠性と粘滑性を活用して成型し、仕上げているのです。そして、もう一方では、多成分を含有する生薬の薬効を丸ごと活かすように、有効成分である生薬特有の味や香りを損なわないように、随所に手作業を加えて手間を惜しまず製造しています。

 

 普導丸は溜飲・悪心嘔吐・乗り物酔い・二日酔い・めまい・口臭・胸つかえ・気分不快・暑気あたりに効果があります。作用が緩やかで、軽度な不快・不調を改善します。また、セルフケアとして予防的に使用することで、病気に向かいつつある状態から体を守ります。

 

未病の段階のケアに 

 人間の体は、ある日突然健康な状態から病気になってしまうわけではなく、発病に至る前には「未病(みびょう)」という段階があります。放置しておくといずれは病気になってしまうかも知れない病気の準備段階です。未病は「まだ病気ではないけれど健康でもない」「病気に向かいつつある状態」のことで、「何となく疲れやすい」「何となく元気が出ない」「何となく調子が悪い」といった状態のことを指します。私たち人間は自然界の一員として様々な変化の中で生きています。季節の変化、生活や環境の変化、加齢による身体の変化など・・・。この変化に柔軟に順応し、健康を維持し、元気な毎日を送っていくためには、生活習慣を整え、バランスのとれた食生活を心がけ、体力や抵抗力を増強するといった病気の発症前に手当てをすることが大切です。

  

 普導丸には胃腸を整える・血行を促す・身体を温めるなどの作用がある生薬を配合しています。病気には至っていないけれど、疲れたり、体が冷えたり、胃腸が弱ったりしてめまい、気分不快、吐き気に見舞われた時に服用してください。

  

配合の妙

 生薬は組み合わされ、重なり合うことで、単一の生薬を用いた時よりも穏やかに作用します。天然の生薬には未知のものも含めていろいろな成分が含まれていて多面的に作用します。普導丸は7種類の生薬を組み合わせていますので、体本来の自然治癒力を補いながら体調バランスを整え、多くの不快な症状を軽減させてくれます。普導丸を日常の健康管理や不快な症状の予防にお役立てください。銀色の20粒の小粒が個包装になっていますので、携帯にも便利です。説明書をよく読み服用してください。

 

 普導丸は発売から約60年にわたり多くの方々に寄り添い愛用されてきました。今日では「百草」「百草丸」と並ぶ御嶽信仰と木曽の歴や史風土に根ざした民間伝承薬として位置づけています。

  

普導丸 配合の生薬

  

補足)

1)未病という言葉は、中国最古の医学書と言われる「黄帝内経」で初めて使用され、その中に「聖人(名医)は、既病を治すのではなく、未病を治す」とあり、現実に現れている既病を治すばかりでなく、病気が体内にある時にそれを見抜いて治すのが名医であると説いています。今から2000年以上も前に、すでに病気の早期発見、早期治療の大切さを説いているのです。日本においては、江戸時代に貝原益軒が、自己の健康保持の体験と中国医書を参考に「養生訓」を著わしたことが知られ、その中でで、病が起こらない状態の養生が大切であると記しています。

  

2)未病は「自覚症状はないが検査結果に異常がある場合」と「自覚症状はあるが検査結果に異常がない場合」に大別され、メタボリック症候群、高血圧、高脂血症、高血糖、動脈硬化、骨粗鬆症、肥満が前者にあたり、後者は、だるい、肩こり、冷え、のぼせ、疲れ、しびれ、めまいなどで、未病は放置しておいてよくなることはほとんどないと云われています。

crude_drug_250201_fudogan.png


日野製薬オンラインショップ

>>会員登録いただくと生薬ブログ最新情報をメルマガにてお届けします!メルマガ登録で更に300ポイントプレゼント!