薬食同次元

信州の山菜を楽しむ

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木曽の山々は、新緑の萌黄色が日に日に濃さを増し、まぶしいほど美しい季節が訪れています。野山の生命力がぐんと増し、きらきらと輝いています。豊かな自然に元気をいただき、そのありがたさを改めて感じています。

  

信州の野山は山菜の宝庫です。ふきのとうから始まり、うど、ふき、こしあぶら、たらの芽、こごみ、わらび、行者にんにく、うるい、わさびの花、など。近くの農産物販売所で買い求めたり、人にいただいたりと、採れ立ての山菜がすぐに手に入ることは、田舎で暮らすことの醍醐味の一つのような気がします。山菜を採りに行く人もいますが、私自身は食べる人専門。ありがたくいただいています。

  

山菜は、何と言っても、天ぷらか、ゆでていただくことが多いと思います。しかし今年は、周りの料理好き・美味しいもの好きの人達に聞いて、他の食べ方も試してみました。いくつかご紹介したいと思います。

  

【行者にんにくのオイスターソース炒め】

山深いところに生息する行者にんにくは、山で修行する修験者(行者)が食べたとされます。

にんにくのような香りと味に、オイスターソースの中華風の味付けがとても合います。

簡単なのに、とても美味しく、行者にんにくを楽しむことができます。

  

作り方

1. 行者にんにくを3cm幅に切ります。

2. 少量の油で行者にんにくを炒めます。

3. しんなりしたらオイスターソースを加えて更に炒めます。

  

【こしあぶらの混ぜご飯】

たらの芽と似ているこしあぶらですが、「山菜の女王」とも呼ばれ、より繊細な香りと苦味がします。

それをほかほかのご飯に混ぜると、春らしいほんのりとした苦味がそのまま感じられ、口福そのものです。

こしあぶらは栽培されているものが少なく中々市場に出回らないようです。高木から採取するため気軽に採れないことも理由だそうですが、今年山菜採りに行った社員に聞くと「たらの芽はとげがあるが、こしあぶらはないため、場所が分かっていれば意外と簡単です」とのことでした。

  

作り方

1. こしあぶらをきれいに洗い、汚れがついている場合は落とします。

2. 塩を加えた湯でさっと下ゆでします。

3. こしあぶらを薄切りにします。

4. 炊き立てのご飯にまぜます。(しそご飯のような要領です。)

  

【わさびの塩もみ】

わさびの茎、葉と花をいただきます。清らかな沢で採れた新鮮なわさびのつーんとした辛味を、そのままの楽しむことができます。

  

1. わさびを適度(5cm位)な長さに切り、塩もみをします。

2. 軽く湯通し、ビンやタッパに入れ振ります。

3. しばらく(3.4時間程)おいたら出来上がり。

4. しょうゆをかけていただきます。

  

寒い季節の長い信州では、芽吹きの時の訪れによる喜びはひとしおです。そのありがたい自然の恵みを口にすることそのものが、心身の健康につながるような気がしています。まさに薬食同次元を感じるひと時です。

  

なお、今年は木曽地域への来訪者の減少により、山菜や野菜を購入される方が減っています。木祖村農産物加工センターさんのご協力により、6月中旬までの期間限定で「信州山菜・野菜セット」を販売しております。よろしければご利用くださいませ。


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