生薬の話
お客様からの「問い合わせ」対応
今月に入ってからの連日の雪降りには閉口しています。
空から、はらはらと舞い降りてくる雪のさまは、何ともはかなく、美しいのですが、連日連夜降り続くと、雪かきが追い付かなく、解けて凍り付いてしまった道路はツルツル、その上にまた雪が降り積もるのです。歩くのにも、車を運転するのにも、細心の注意を要します。
春の訪れが待ち遠しいと切実に思っています。
さて、昨年の6月から12月の間にお客様から寄せられた「薬に対する問い合わせ」をまとめていますが、昨今の人々の健康に対する関心の高さが、問い合わせのご質問の内容から伝わってきます。返答をする私共は、お客様お一人お一人の話にしっかり耳を傾け、その方の健康維持に役立つ適切な情報をお届けすることが大切であることを実感しています。
今回は、この中から、ご質問及びその返答の一事例を紹介させていただきます。
2021.8.2
お客様からのご質問：
一昨日（7/31）めまいがして、友人に普導丸を貰って服用したら良くなった。
自分でも常備しようと思い注文するつもりだが、何も知らないので質問したい。
普導丸はどのようなお薬か。どのような会社なのか。
普段から、めまいがある。この日は運動の予定があり、エネルギー補給のゼリーを飲んで出かけたが、それがいけなかったかもと思っている。めまいがして、へたり込んでしまった。友人が普導丸を持っていて、すすめてくれた。服用したら10分位で良くなった。
血圧の薬と血液サラサラの薬を処方されている。
日野製薬のご返答：
めまいが治まって良かったですね。おっしゃられる通り、めまいが起こった時には、普導丸を服用して安静にしていると10分ほどで良くなります。個人差がありますが、お客様のお身体には合っていると思います。常備薬として外出時にも携帯し、調子が悪くなった時に早めに服用するといいと思います。
処方の血液サラサラの改善薬との飲み合わせには問題ありません。安心して服用してください。
普導丸は、7種類の生薬を混ぜ合わせた症状の予防に用いる穏やかに作用する薬です。お出かけ前や悪くなりそうな気配がある時に服用すると効果的です。
主成分のオウバク末は、胃腸の不具合を改善する苦味健胃薬です。そこに芳香健胃薬のガジュツ末、ケイヒ末、ショウキョウ末、ウイキョウ末を配合し、さらに、体を温め血行を促してくれるトウキ末、センキュウ末を配合しています。多めの水又は白湯で服用してください。暑気あたりにも効果があります。1日3回を目安として必要と感じた時に服用してください。暑い夏場は水分をこまめに補給することも大切ですね。
当社は、普導丸の他に、胃腸薬の百草、百草丸、百草錠を製造販売しています。
百草は、江戸時代の後期から「御嶽山のご霊薬」「万病に効く腹薬」「信州の腹薬」と親しまれ愛用されてきた民間伝承薬です。いずれの製品も生薬のオウバクが主原料です。
ご注文のお品と一緒に製品カタログを入れさせていただきますのでご覧ください。
お身体大切にお過ごしください。
