■お孫さんを心配する御祖母様から

　8歳の孫のことで相談します。

　コロナに罹り、割と軽くすんだのですがその後体調が悪く、朝気持ちが悪くなり、なかなか学校にいけない日が続いています。

　「日野百草丸」がいいでしょうか。

＜弊社のお答え＞

　お孫さんの体調、本当にご心配ですね。

　コロナ後の体調不良についてはまだまだ分かっていないことが多いのですが、「日野百草丸」は、吐き気を伴う胃腸の不具合に効果がある薬ですから、お孫さんの年齢に合わせた１回10粒の服用量でお試しください。まずは、一週間ほどお試しいただき、不快感が軽減されているようでしたら、そのまましばらくお続けください。「日野百草丸」は、七種類の生薬でできていて、穏やかに胃腸の調子を整えます。連用による副作用が少ない薬ですから、調子がよくなるまで服用して大丈夫です。良くなりましたら、服用をやめてください。

　「日野百草丸もいいけど、めまいがするようだから普導丸がいいような気もする。」

　そうなのですね。めまいや気分不快などを伴う場合には、体調のバランスを整えてくれる「普導丸」の方が適しているかも知れません。「普導丸」には、「百草丸」の主成分と同じ胃腸の調子を整える生薬（オウバク）、体を温める生薬、血行を促す生薬を配合しています。まず、朝起きてすぐコップ一杯のお水かぬるま湯で普導丸を服用して様子を見てください。30分ほどで不快感がスーッととれればよいですし、またもしも具合が悪くなったら、10粒を服用してみてください。1日3回まで服用できる安全性の高い薬です。

　「百草丸」と「普導丸」を併用するという方法もあります。「百草丸」「普導丸」の両方合わせて一日最大5回までの服用であれば大丈夫ですが、こんなに多くなくても、たとえば、朝は「普導丸」と「百草丸」を服用、夕食後に「百草丸」を服用で様子をみてください。又は、朝は「普導丸」を服用、夕食後は「百草丸」を服用で様子をみられてもよいと思います。

　気長に養生されることで元の健康体を取り戻すものと思います。お大事にしてください。

■ご主人を心配する奥様から

　重症のコロナになり、生死の境をさまよい９ヶ月入院していました。

　軟便がちになってしまったので、「日野百草丸」を服用すると良くなりますが、「百草錠」も気になります。どちらがいいでしょうか。

＜弊社のお答え＞

　大変なことでしたね。でも、回復されて本当に良かったです。

　「日野百草丸」を服用されると軟便が改善されるとの事、今のまま「日野百草丸」を服用する方法でよいと思います。「日野百草丸」は、服用すると調子がよいと感じられる間は、服用を続けられます。

　「百草錠」は昔からある板状の「百草」を飲みやすくした錠剤で、下痢止めの「百草」と同じ、下痢を伴う胃腸の不具合に効果があります。（「百草」は持っていらっしゃるとのこと。）「百草」は生薬のオウバクだけで出来ていて、下痢・食あたり・水あたり等に特に効果があります。「百草錠」も同じ効能効果です。ただし、「日野百草丸」のように一ヶ月以上もの連用に適してはいませんので、軟便又は下痢の激しい時に服用してください。「日野百草丸」は、オウバクの他に胃腸に良い生薬を混ぜ合わせた胃腸薬で、穏やかに胃腸全体の調子を整えながら、便通の改善も促します。「日野百草丸」を服用しても軟便や下痢が続くようでしたら、お持ちの「百草」を服用してみてはいかがでしょう。お大事になさってください。