生薬(しょうやく)の定義
天然に存在する薬効を持つ産物から有効成分を精製することなく体質の改善を目的として用いる薬の総称であり、「植物・動物・鉱物などを、そのまま、あるいは性質を変えない程度に切断・破砕・乾燥などの簡単な加工・調製をして、薬用に供するもの」とされています。
生薬は植物性生薬、動物性生薬、鉱物性生薬の3つに大別することができます。この内の大部分が草・根・木・皮・種子・果実などの植物性生薬であり、医薬品の歴史は生薬から始まったのです。