Lesson.01
生薬って何?
生薬って何?

生薬(しょうやく)の定義

天然に存在する薬効を持つ産物から有効成分を精製することなく体質の改善を目的として用いる薬の総称であり、「植物・動物・鉱物などを、そのまま、あるいは性質を変えない程度に切断・破砕・乾燥などの簡単な加工・調製をして、薬用に供するもの」とされています。
生薬は植物性生薬、動物性生薬、鉱物性生薬の3つに大別することができます。この内の大部分が草・根・木・皮・種子・果実などの植物性生薬であり、医薬品の歴史は生薬から始まったのです。

生薬って何?

民間伝承薬と漢方薬

民間伝承薬とは古くから経験的に効きめがあるとされ、民間で伝承され使用されてきた薬で、世界各地の民族に固有のものがあります。民間伝承薬の多くは生薬を単品で用いますが、何種類か組み合わせて丸剤等にして使われるものもあります。風土や生活環境を反映しており、人々の長年にわたる試行錯誤から生まれた薬です。

生薬って何?

漢方とは、オランダ医学が日本に伝来し、それを蘭方(らんぽう)と呼んだことに対して、奈良朝以来日本で行われてきた中国医学につけられた日本製の呼び名です。中国医学は古代漢民族が漢代から三国六朝時代にかけて完成した医学体系で、それに用いる薬物を中薬(漢薬)と云います。

これが5世紀に日本に伝わり江戸時代から日本的に改良を重ねたものが漢方医学で、これに用いる薬物を漢方薬と云います。

日本は当初中国から薬物文化を吸収してきましたが、日本で独自に開発された薬物も少ないながらあります。これを和薬と称し、漢薬を一緒にして和漢薬と呼んでいます。

生薬って何?

一般に漢方というと、草根木皮の類を煎じて飲むものと思われがちで、ゲンノショウコやセンブリを煎じて飲む民間療法と同一視されることが多いのですが、これは誤りです。漢方には厳然たる医学理論があり、民間療法とは質的に異なります。

中国で生まれた漢方医学は「証」を見極める治療学で、陰陽虚実の判定に従って「証」を決定します。このひとりひとりの体質・状態などによって決まる「証」に合わせて、生薬を何種類か組み合わせて作られるものです。「証」に合えば体になじみやすいのですが、その反面、「証」を見極めることが難しく、合わないものを服用した場合、効き目がない、副作用が出るといった場合もあります。

※証……漢方独自の病状(患者さんの自覚症状や体の表面で観察できる様々な特徴)の観察・思考・治療法で、投薬や治療の重要な指針となる基準のこと。

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