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家庭の医学
高血圧に注意!
High blood pressure
高血圧症は初期には自覚症状もあまりありませんが、放置しておくと脳や心臓、腎臓の血管がおかされ、時に副作用もともないます。脳卒中、狭心症、心筋梗塞、腎不全などの重大な結果を招くことになります
血圧は心臓が収縮するとき最も高くなり、このときの血圧が最大血圧と呼ばれています。逆に弛緩するときが最小血圧です。
一般的に、三回の計測の平均値が最大血圧で160以上、最小血圧で95以上の場合が高血圧症ですが、腎臓やホルモンに異常があったり、腎血管が細くなっていたりして、原因がはっきりしているものを二次性高血圧と呼び、原因がはっきりしていないものを本態性高血圧と呼んでいます。
予防するには?
食事
食塩中のナトリウムは血圧を高めます。一日摂取量は10gが限度。減塩タイプのみそ、しょうゆ、また緑黄色野菜はナトリウムの作用を抑えるのでたくさん摂りましょう。
ストレス
ストレスは血圧を高めます。リラックスしたり音楽を聴いたり、適度な運動を行うなどして、ストレスをその場で解消することが大切です。
暑さ寒さ
とくに冬の寒さは血管を収縮させますので、防寒具を身につけたり、日頃から乾布摩擦などで皮膚を鍛えておくとよいでしょう。また炎天下のゴルフなどで倒れるケースがあります。これは血中の水分不足で血液が濃縮されて固まりやすくなり、血管が詰まってしまうためです。十分な水分補給と休息が大事です。
運動
適度な運動は善玉コレステロールを増やし血管の緊張を和らげてくれます。激しい運動よりも散歩などで汗がにじむ程度の運動をおすすめします。
アルコール
お酒は適度に、深酒は禁物です。適量だと「百薬の長」にもなりますが、多く飲むと中性脂肪やコレステロールを増やし、動脈硬化を促進させてしまいます。