無印良品「ReMUJI」にキハダ残渣をご使用いただいています

 このたび、株式会社 良品計画様の「ReMUJI」商品に、弊社のキハダ残渣が染料として使用されることとなりました。3月1日グランドオープンの無印良品イオンモール橿原店において販売されています。

ReMUJIとキハダ残渣

 株式会社良品計画様では、資源の循環、廃棄物の削減のため、2010年から「ReMUJI」の取り組みを実施されています。お客様の元で長年愛用された服を回収し、手を加えれば着ることのできる服は、染めなおし、新たな価値を持つ商品に再生、販売されてきました。

 これまで、染めなおしは藍色・黒を中心とされていましたが、このたび、キハダの残渣を染料とし、黄色へ染めなおした衣服の販売を開始されました。また柿の皮を染料とする薄桃色、菊の茎による緑色の衣服も追加し、従来廃棄されてきた原料の活用に努めています。

 更に、ReMUJIでは、今後服の再生のみならず、生活雑貨や家具などのリユース品回収と販売、わけあり品販売、古家具販売、古本販売など、より大きな資源循環の実現を目指し取り組みを拡大されていきます。

キハダ残渣とは

 キハダはミカン科の落葉高木で、その周皮を除いた樹皮である生薬オウバクは、弊社の百草、百草丸の主成分です。オウバクは鮮明な黄色を呈し、古来より薬用のみならず染料としても用いられてきました。

 残渣とは、オウバクを製造に用いた後の残留物のことです。日野製薬は2024年にキハダプロジェクトを始動し、残渣、葉、実、材などキハダの全ての部分を余すところなく利活用するための取り組みを実施しています。

     

<参考>

キハダプロジェクトとは

・ReMUJIにキハダ残渣 ~無印良品イオンモール橿原店のオープニングパーティに参加させていただきました~