あなたらしさが未来をつくる ~アップサイクルプロジェクト~

このたび、一般社団法人サーキュラーコットンファクトリー、アトリエふるらん、日野製薬株式会社は、「あなたらしさが未来をつくる ~アップサイクルプロジェクト~」を開始します。自分らしく、健やかに生きることを目指す多くの方々に寄り添うことを願い、フラワーアート「CCF Flowers with Color」を製作し、ご希望される方々へお届けします。
CCF Flowers with Color
一般社団法人サーキュラーコットンファクトリー(CCF)は、廃棄される繊維から紙をつくり、CO2削減、環境負荷の低減、資源の有効活用を目指し取り組みを実施しています。この紙をサーキュラーコットンペーパー(CCF紙)と呼び、名刺から壁材まで用途が拡大しています。
アトリエふるらんは、CCF紙を使い、熱源を使わずごみを出さずにつくる独自の技法で、フラワーアートであるCCF Flowersの作品を数多くつくり、各地の会場やショーウィンドウへの展示を行ってきました。また、「お守りーふ」を考案し、願い事を書き、お守りのように持ち歩くことのできる葉の形をした作品も製作しています。
CCF Flowersは従来「白」を基調とていましたが、このたび、日野製薬株式会社のキハダ残渣で「黄色」に染めた花を加え、「CCF Flowers with Color」を三社共同で製作しました。キハダはミカン科の落葉高木で、その周皮を除いた樹皮である生薬オウバクは、信州木曽の民間伝承薬百草、百草丸に用いられてきました。またキハダは古くから染料としても用いられてきました。キハダ残渣とは、オウバクを薬づくりに用いた後の残留物です。
CCF Flowersにキハダの黄色を加え、明るく凛とした「CCF Flowers with Color」ができあがりました。
アップサイクルの根底にあるもの
さて、「CCF Flowers with Color」はアップサイクルを体現するアート作品とも言えます。アップサイクルとは、「本来廃棄されるものを活かし、付加価値を加え、新たな価値を持つものを生み出し、利活用すること」を示します。昨今、大量消費、大量生産、大量廃棄を前提とする社会から、今ある貴重なものを大切に活用し、より良いものへ循環する社会を目指し、様々な取り組みが行われています。
アップサイクルの根底には
・今あるものを大切にする
・与えられたものを活かす
・ありのままの状態を受け入れより良くする
ことを目指す考え方が存在するものと考えます。
そしてこれは、「モノ」だけでなく「人」にも適用されると考えます。
・今の自分を大切にする
・与えられた自分の特性を活かす
・ありのままの自分を受け入れより良くする
時代へ転換しています。自律した個人が、自分らしく心豊かに生き、互いに支え合うことが、社会をより良く発展させることへつながる時代へと、変化を遂げつつあると考えられます。
あなたらしさが未来をつくる
近年、感染症、自然災害、紛争など、社会生活を揺るがす様々な問題が生じ、将来への不安を感じる方も少なくないと思われます。また、忙しさ、人間関係、経済状況、バイアス等の悩みから、心身の不調を抱える方もあります。
何かがおかしい、何かしなくては、と思っていても、どうしたらよいのか分からないと感じること、また日常の様々な事柄について、私はできない、自信がない、やりたいと思っても自分には無理、と思い諦めてしまうことが誰しもにあると思います。
しかし「小さな一歩を踏み出す」ことはとても大切と思います。勇気を持って行動することは変化をもたらします。その変化が集まると大きな変化につながり、未来をつくることができると思います。
CCF、アトリエふるらん、日野製薬は、多くの皆様が自分らしく健やかに過ごされることを願っています。また、自分らしく生きながら、社会全体のためになることを目指し、小さな一歩を積み重ねていくことが、より良い未来をつくると信じています。
自分らしい一歩を踏み出し、ともに歩みましょう、そして素晴らしい未来を皆でつくりましょう。この願いを込めて、フラワーアート「CCF Flowers with Colors」をお届けします。
最後に、本取り組みの構想、実施に大きなご協力をいただいている「さんのじ技研」「いけべデザインルーム.」の皆様、「武藤写真事務所」に心より感謝申し上げます。
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<CCF Flowers with Colorsに関するお問い合わせ>
日野製薬株式会社
電話:0264-36-3311 (平日8:00~17:00)
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