薬食同次元

季節の恵みで夏を元気に乗り越える

全国各地で梅雨明けが発表され、本格的な夏が到来しています。今日8月1日は、暦の上では大暑にあたります。皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。


さて、先日、弊社社員の湯川さんが、自宅の畑で作ったズッキーニを会社に持ってきてくれました。湯川さんは、誰よりも長く弊社に勤務している社員です。70歳を越えた今でも、週に何度か出社し、会社の庶務をこなしてくれています。「沢山できたから持ってきたわ」の言葉に大喜び。なぜなら、湯川さんが自宅から持ってきてくれるものは何でも美味しいからです。一年を通して、煮物、漬物、野菜など、沢山作ったから、とお裾分けしてくれます。自分の手ではどうしても作ることのできない、懐かしい、優しい、木曽の郷土の味わいがします。


仕事が終わりズッキーニを家に持ち帰り、早速調理に取り掛かりました。写真の通り、緑の濃いとても大きなズッキーニです。スーパーでよく見かけるものの3、4倍の大きさでしょうか。包丁で切ると、断面から水分があふれ出てきました。畑から採れたての新鮮な力強さが、びしびしと伝わってきます。梅雨の間、木曽地域では陽の当たる日がほとんどなかったのによく育ったなぁと感心してしまいます。今回は天ぷらにしてみました。衣は小麦粉と水だけで軽く仕上げます。揚げたてに、麹塩をつけて食べてみると、さくっとした衣の中からじゅわーっと水分が出てきて美味しい!こんなにみずみずしいズッキーニは中々味わうことができません。季節の美味しいもの食べられる幸せ、食物そのものから活力をもらえるような感覚に、会話も弾む楽しい食卓となりました。


信州は野菜や果物がとても美味しい土地です。そして、美味しくできたものを持ち寄る、誰かにお裾分けする古くからの慣習が、今も残っているところでもあります。季節の自然の恵みの食物を食べられる幸せに、人から分けてもらえた幸せが加わると、相乗効果のように幸せが増し、何とも言えない幸福な気持ちに心が満たされます。日々の暮らしの積み重ねの中で、人の生きる幸せというのは、こういうことなのかもしれないとしみじみ感じました。


日本人は、古くから、季節のものを暮らしにうまく取り入れてきたような気がしています。そして、四季折々の食物を、まさにその時期に美味しく食べることが、春夏秋冬の温湿度の大きな変化を乗り越える暮らしの知恵なのかもしれません。


これから夏バテにかかりやすい季節となります。夏バテには、実は胃腸のトラブルが関連していることがよくあります。高温多湿の環境による身体への負担や、冷たい飲み物、刺激の強い食物の過剰摂取は、自律神経の乱れを引き起こし、胃もたれや食欲不振、下痢、便秘などの胃腸トラブルをもたらします。胃腸トラブルに陥ると、飲食物を十分に摂取できず、疲労回復の遅れや免疫力の低下が起こりやすくなります。これが夏バテにつながってしまうのです。

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夏の体調管理は胃腸から。季節のものを美味しくいただきながら、暑い夏を乗り越えたいですね。今年も酷暑ともいうべき気温の日々が続くようです。どうか皆様お身体にくれぐれも気を付けてお過ごしください。


最後に、ズッキーニとともに写真に写っているのは、木曽郡王滝村のとうもろこしです。こちらも初物、朝採れの元気なものです。御嶽山麓の弊社直営店舗にて販売しています。王滝村では、とうもろこし収穫の最盛期は本来8月中旬ですが、この時期に御嶽山を訪れるお客様にご提供できるよう、農家の方にお願いして早めに作っていただいています。甘くて美味しいとうもろこしは、毎年お客様にご好評いただいています。