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薬食同次元

腸内環境を整える

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「免疫力と腸の働き」

免疫力とは、外部から体内に侵入しようとする病原菌やウイルスなどから体を守る防御力のことです。人間の腸管は、摂取した食物から栄養の消化吸収を行うと同時に、細菌やウイルスなどの異物に対する生体防御も行っています。腸は、人体最大の免疫組織であるとも言われています。

人の腸内には、100兆個の腸内細菌が存在し、腸管免疫に影響を与えています。腸内細菌の異常は腸管免疫に悪影響を与え、アレルギー、感染症、肥満をはじめ最近ではがんなどにも関連するとの報告があります。腸内には、神経細胞が脳の次に多く存在しており、脳からの指令がなくても独自に腸管の働きや分泌、血流調整などを行っています。たとえば、リラックスして体を温かくするなどして心身に心を配り生活することで、免疫細胞の働きを促すことができます。

  

「気を養う」

東洋医学では、生命活動を営むエネルギーである「気」が免疫力に関与しており、「気」が不足すると免疫力も低下すると考えます。

「気」には、「先天の気」と「後天の気」があります。「先天の気」はその人が生まれながらに持っているエネルギーのことで、このエネルギーは「腎」に蓄えられています。「後天の気」は、生まれた後に取り込まれ、「脾」と関係が深く胃腸などの消化器系から作られます。「後天の気」は、生きていく中で補充され、「先天の気」が少なく生まれた人も「後天の気」を養うことで日々を元気に暮らしていくことができます。このことから、免疫力を高めるには、日々の食生活がとても大切で、胃腸の働きがカギを握っているのです。

  

「腸内環境を整える食物」

腸の免疫力アップに欠かせないのが「乳酸菌」で、腸内に良い菌(善玉菌)が増えるのをサポートしてくれます。日本人は昔から味噌や醤油や納豆などの発酵食品を食べることで様々な乳酸菌をバランスよく摂ってきました。ヨーグルトは、腸を整えてくれる乳酸菌食品の代表格です。

我が家でも朝食にヨーグルトが欠かせません。バナナの上にヨーグルトとハチミツ(当社販売のアカシアはちみつ)をかけ、いつもは、干ぶどう(気血を補う)とナッツをのせていただきます。リンゴをたくさんいただいた時には、お砂糖とレモン汁で煮た煮リンゴ(体を温めてくれる)を作り、のせていただきます。ヨーグルトは、冷たいままだと胃腸を冷やしてしまうため常温にしていただくようにしています。

  

腸管を恒常的に維持することは体づくりの基本です。
今年は、健康の三原則(食事・運動・休養)を心に留めて深呼吸をしながら暮らしたいと思っています。

  

参考:東京女子医科大学准教授 東洋医学研究所副所長 木村容子先生より


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