薬食同次元
黒酢紺碧スリーベリーの工場見学
9/19(水曜日)、当社が専売品として販売している「黒酢紺碧スリーベリー」の製造工場(ミリアグループ株式会社/株式会社コトブキ)に見学に行ってきました。
広島駅から車で北に約1時間、山あいを縫ってひた走り、信州木曽も顔負けする程の奥山の地に「株式会社コトブキ湯来工場」がありました。思わず、「なぜこのような奥地に工場があるのですか」をお尋ねしたところ、「清涼飲料水は、水が命。清水を求めてたどり着いたのが名水で名高い太田川の上流に位置するこの地であり、この地から湧き上がる軟水の地下水は原料(黒酢等)の味や香りを引き立て、まろやかな口当たりに製品を仕上げてくれる」との説明を頂きました。今から30年余り前にこの地を工場として定められたことに感心しました。新製品の開発室には、「井水」と「常水」の水道管の両方が設置され、製品づくりに役立てているとのお話も伺いました。
今回の工場見学は、「黒酢紺碧スリーベリー」の製造方法や品質の確保についての見学と話し合いをテーマとしての訪問でしたが、「水へのこだわり」の話を最初に伺い、同じ思いを抱く製造業者として着想の根源が同じであることに安心感と信頼感を持って意見交換をすることができました。
広島には、古くからお酢を料理酢や調味酢として使用するだけでなく、三杯酢などにしたものを飲む習慣があり、この広島ならではの習慣から飲む黒酢の製品化に思い至り、さらに、一般的な日本のお酢に比べてアミノ酸が多い中国の香醋(こうず)に着眼し、他の原料と組み合わせてみたところ、やはり、まろやかな口当たりの黒酢飲料を作り上げることができたとの話もお聞きすることができました。
発売から約13年「黒酢紺碧スリーベリー」は、このようにして誕生したことを改めて認識し、調合、殺菌、充てん、検品の製造ラインを整然と並んで進み、最終製品となる様子を見学し、得心して戻ってきました。
最後になりましたが、対応に当たって下さったミリアグループ株式会社/株式会社コトブキの御担当の皆々様に深く感謝申し上げます。
香醋(こうず)とは、中国の伝統的製法で作られたお酢のことで、日本の黒酢が玄米であるのに対して、香醋はもち米を原料としています。中国では酢と言えば香醋を指し、一般家庭で使用されています。
「黒酢紺碧スリーベリー」の原料名は「米黒酢」として表示しています。
「黒酢紺碧スリーベリー」は他の日本の国内で販売されている黒酢飲料と一味違うのは、もち米を原料とした香醋だからなのです。