生薬の話
製品品質の安心・安全
台風24号の日本への上陸
昨晩9/30(日曜日)、台風24号が和歌山に上陸し、記録的暴風雨が予測されるとのことで、TVでは避難指示、避難勧告、避難準備の地域を示すテロップが絶え間なく流れ、避難する際の注意点も詳しく説明され、災難回避を呼びかけていました。
人々の防災意識も数年前に比較すると格段に高まり、危機管理・リスク管理が浸透していることを感じています。
製品品質の安心・安全
生薬を用いて薬を作っている私共は、お客様に信頼され安心して服用していただける製品を製造することが大切です。製造工程のどこにどんなリスクが潜んでいるのかを検証し、そのリスクをどのように回避又は低減するのかを考え、望ましくない状況の原因を除去する予防策として有効な対策を講ずることが重要です。形・色・艶などの見た目のきれいさも大切ですが、一定の製造条件のもと、安全で安心な品質の高い製品を安定的に生産することが大切です。新しい設備を導入したり、修繕・修理や部品を交換したり、故障やトラブルを未然に防ぐためのこまめな点検も重要です。日常の点検作業、清掃作業、確認作業を手順通り実施することはとても重要です。そして、根底になければならないのは、ここで作業をする作業者の心構えです。良い製品を作るための覚悟とリスク管理に対する認識が大切です。人と人が連携し、人と機械、機械と機械の調和を保ち、製造ラインを稼働させることが重要です。
今、世界中で、人々の健康を守るため、薬の誕生から服用されて終結するまでの品質及び安定供給を向上させる実効的なリスク管理の強化が重要視され、国際整合性に向けた薬の品質、安全性、有効性などへの対応が益々重要になっています。
当社においてもリスク管理を推進し、よい製品づくりに取り組んで参りたいと考えます。
台風一過の木曽川