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薬食同次元

手づくりのシソジュース

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 今年の御嶽山の夏山も終盤を迎えています。7月中旬から多くの方々が御嶽山にお見えになり、久しぶりの賑わいの時を過ごしました。弊社の店舗にも多くのお客様がお越しくださり、社員一同弾むような気持ちで、皆様をお迎えしました。夏山が賑わうことは私どもにとって喜びです。お客様お一人お一人へ、心より感謝申し上げます。9月3日の閉山祭をもって、夏山もひと段落となります。

 

 さて、夏山が少し落ち着いてきたため、木祖村のいつもお世話になっているおじいさん、おばあさんのお宅をお訪ねしました。行くといつも、「上がってけ、お茶呼ばれろ」と言っていただきます。遠慮なくお宅に上がると、お茶、お漬物、煮物、果物などを次々と出してくださるので、それをいただきながら楽しくお話します。健康に良い食べ物のこと、暮らしの知恵、昔のことなど色々教えていただきます。一言、一言が勉強になるので、いつもノートとペンを欠かさず持っていき、メモを取ります。私にとっては木曽の暮らしの先生のお二人です。

 

 この日は暑い日。早朝からの畑や草刈がひと段落したところだそうで「暑いねぇ、まーずはい、外での仕事は10時で終わり、その後は暑くて外にはおられんよ。ちょうどいいところに来た」、「いつもは夕方、もう一回外に出て畑のことをやれるけどね。今年はやれんね。」と言いながら、お宅に上げていただきました。そして奥さんが、様々な美味しい物とともに、冷たいシソジュースを出してくれました。

 

 「色があまり赤く出なんだけどね、作ったで飲んでみて」と言われ、いただくと、シソの香りがふわーっと漂いました。そして、甘酸っぱくて、爽やかですっきりした、とてもおいしいジュースでした。暑さがすーっと引いていくような、生き返るような心持がしました。あんまりおいしいのでお願いし、作り方を教えていただきました。

 

  

 シソジュースの作り方

 ・鍋に2Lの湯を沸かし、青シソ300gを入れる。

 ・くつくつと煮る。シソを箸などでつついてエキスを出す

 ・砂糖800gを加えて煮溶かして火をとめる

 ・粗熱が取れたらクエン酸25gを加えて冷ます

 ※クエン酸はお酢でも良い。量は好みに応じて加減する

 

 早速家に帰り、自家栽培のシソを用いて作ってみました。青シソを煮出している時は薄い黄金色だった抽出液が、クエン酸を加えると赤くなるのが不思議です。これは青シソに少量含まれるアントシアニンによるもののようです。きれいなピンク色のジュースは、家族やお裾分けした友人にも好評で、おばあさんのお陰と大変うれしくなりました。

  

 シソは、漢字では「紫蘇」と書き、日本では縄文時代から栽培されていたと言われています。「紫蘇」は中国の後漢時代にカニの食中毒で瀕死となった人に、紫蘇を煎じて与えたところ、回復したことが名前の由来、とされています。シソは、生薬としても古くから用いられており、生薬名はソヨウ(紫蘇葉または蘇葉)です。生薬には主に赤シソが用いられ、薬用となる部位は葉及び枝先です。風邪や咳の症状に用いられています。また、食用としてシソの香り成分には、殺菌、防腐作用があり、また胃液の分泌を促す作用もあるとされてきました。これが食欲増進にもつながります。まさに「蘇る葉」です。

  

 シソジュースに元気をいただき、この夏も健康で乗り切ることができそうです。暦の上では処暑を過ぎましたが、今年は厳しい暑さが続きそうです。どうか皆様お身体にくれぐれも気を付けてお過ごしください。

  

シソジュースづくり①:沸騰したお湯に青シソを入れました。緑色が鮮やかです。

木べらでシソを鍋肌に押し付けてエキスをなるべく出すように試みました。

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シソジュースづくり②:クエン酸を加えるとエキスが赤くなりました。

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