薬食同次元
「マクロビオティクス」について
健康で長生きするには、その土地に育った穀物や野菜を丸ごと、そして、できるだけ自然に近い形でたっぷり摂るのが大事という考え方で、日本人が提唱し、欧米で広がって、日本に逆輸入され、広く知られるようになった食事法とのことです。「従来の食養に"陰陽の理論"を取り入れた長寿法を意味する」との記述がウィキペディアにもありました。
今日は、このマクロビオティクスをイメージしながら、地元木祖村で採れた野菜をたっぷり使ったカレーを作ってみました。あこがれていた無水ナベ(鉄鋳物ホーロー日本製)を購入しましたので、そのナベを使って調理しました。とっても簡単です。
水を全く使わず、素材の持つ水分だけで煮込みます。
地元野菜たっぷりのカレー
材料(6人分)
・完熟トマト:中7個(皮付きのまま半分に切る)木祖村道の駅生産者:篠原省吾さん
・セロリ:1本(茎を薄切りにして葉はそのまま)木祖村道の駅生産者:柳沢ケミ子さん
・人参:3本(乱切り)長野県産:カサハラナオミさん
・玉ネギ:大3個(粗みじん・スライス半分ずつ)長野県産
・なす:3本(輪切り)木祖村道の駅生産者:栗屋利治さん
・リンゴ:1個(すりおろす)長野県産
・牛肉:300g
・ローリエ:2枚
・カレールー:6皿分
作り方
1. ナベに玉ネギ、完熟トマト、セロリ、人参、牛肉、ローリエを入れて、中火で加熱し、沸騰したら、極弱火で約60分間煮る。
2. フタを開けて、トマトの皮、セロリの葉を取り出し、リンゴ、ナスを入れて、極弱火で10分程したら、カレールーを入れて、さらに約10煮る。その後10分間余熱で味を馴染ませて出来上がり。
ポイント
1. 完熟トマトは水分を多く含んでいるので必須な素材。皮と身の間に栄養分が多くあるので皮を剥かないで半分に切っただけで煮込み、途中で皮を取り出す。
2. 野菜は洗うだけで皮を剥かない。
3. リンゴも皮を剥かないですりおろす。
4. 厳密には動物性食材を使用しないのがマクロビオティクスのようですが、牛肉を使用。
5. 油は使用しない。
感想
カレールーを入れる前の野菜から染み出たスープはとても美味しい。出来上がったカレーは、野菜本来の甘みとカレールーの辛さが調和してまろやかなお味です。
是非お試しください。
追記
道の駅に野菜を買いに行った時(今日10/18の午前中)、生産者の土岐静江さんが野菜を並べていました。「ゆうべの霜は今年一番の霜で、真夜中に起きて母衣をかけて、そして、今朝採ってきた」とささげを手に取り話しかけてくれました。早速購入し、湯がいて水に放たないでそのままいただきました。水に放つとせっかくの栄養分や美味しさが逃げていってしまうような気がするからです。
黄緑色のきれいな「ささげ」。
土岐さんの丹精込めたそのお心までも合わせて頂戴いたしました。