薬食同次元
乾燥野菜は食卓の味方
朝晩の冷え込みにより、秋の訪れを感じる今日この頃です。弊社本社の所在する木祖村付近では、朝や夜の気温が10度を下回るようになりました。暖房をつけ、セーターを着用する社員も増えてきました。山の木々も少しずつ色付き始め、本格的な紅葉シーズンが間もなく始まります。
さて、木祖村の農産物加工センターさんでは、信州産の新鮮や野菜を使った「乾燥野菜」を作られています。野菜をそのまま低温で時間をかけてじっくり乾燥し、調味料や添加剤を一切加えられていません。ちょっと一品、一味必要な時に役立つと思い、早速手に入れ、普段の料理に使ってみることとしました。
●切干大根(ニンジン入り)
切干大根に乾燥ニンジンが入ったものです。時短メニューとして、非常に簡単に切干大根の煮物を作ってみたところ、5分ほどで美味しく出来上がりました。
1.水を入れた鍋に、切干大根(ニンジン入り)を適量入れ、火にかける
2.沸騰したらみりんと酒を加え、アルコールが飛んだらしょうゆを加えて煮詰める
3.水分が1/3程度になったら火を止めてごま油を回しかける。
●乾燥なめこ
味噌汁の具として使用しました。ただ入れるだけ。非常に簡単です。
1.水を入れた鍋に、乾燥なめこを適量入れ、火にかける
2.沸騰したら弱火にして味噌を加える
3.ねぎを散らして出来上がり
●乾燥えのきたけ
えびと豆腐の中華風あんかけに使用しました。良い出汁が出ました。
1.中華鍋でにんにくを油で炒め、えびを色が変わるまで炒めて、ボウルに取り出す
2.同じ鍋に水を入れ、乾燥えのきたけを入れて沸騰させる。
3.塩、酒、こしょうで味を調えた後に、片栗粉を入れてとろみを出す
今回乾燥野菜を使用してみた感想はとにかく「便利」です。少量でも保存してあれば、野菜が足りない時にすぐに使うことができます。
本来、10~15分間ぬるま湯で戻す工程が必要と思いますが、水に入れて火にかけることで時短を図りました。
また乾燥野菜は出汁として有効であるように感じます。今回いずれの料理にも、昆布やかつお等の出汁を加えていません。乾燥野菜から十分な旨味と風味が出るため、追加しなくても良いように感じました。ちょっと味が物足りないと思った時に加えると、味に深みが出るように感じます。
長期保存が効き、乾燥によっておいしさの閉じ込められた乾燥野菜。常備しておくと、忙しい日々に、または外出を控えたい時に、便利ではないかと思います。