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生薬の話

お客様からの「問い合わせ」対応:その3

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 数日前から厳しい暑さに見舞われ、私共の暮らす木曽谷も例外ではありません。それでも、冷たい風に草木が気持ちよさそうに揺らめいているのを眺めたり、小雨が地面や木々を潤してくれているのをみると、ちょっと「ほっと」します。



 さて、今回は、『初めて普導丸を服用してみよう』とお考えの方から寄せられた「問い合わせ」に対する「返答」を記述させていただきます。

 


お客様からのご質問:
ふらつくような「めまい」の症状があり、耳鼻科を受診したが内耳の耳石にも異常はなく、発症の原因がはっきりしない。 知人から「普導丸」を勧められ、アマゾンでカスタマーレビューを見て良さそうなので購入した。1回20粒となっているが、安くない薬なので1回の量を少なめに服用してもよいか。

 

 上記のように「受診をして検査をしたが、特段の異常が見当たらず、なぜ不調が続くのか不明」といった症状でお困りの方が多くいらっしゃいます。
 西洋医学では、疾病の原因を特定し、病名を決めて、その原因に対して最も適切な治療を行いますが、検査をしても数値的に突出した異常がないため、原因が特定できず「不定愁訴」と診断される場合が多くあります。「不定愁訴」とは、検査の結果器質的疾患がみられないのに、様々な自覚症状を訴える状態で「何となく元気が出ない」「めまいがする」「だるい」「冷え性や月経不順」「肩こりや頭痛」といった症状を指し、これらの症状には、生薬を配合した薬が有効です。天然の薬物を複数組み合わせた生薬製剤は、多成分で構成されており、これらが複合的に作用して、ある特定の疾病や部位だけを治療するのではなく、心身全体のバランスを整えるようにして緩やかに調和的に改善します。
 ただし、ここで注意しなければならないのは、一般の病院等で健康診断を受けて、重大な病気を見逃さないようにしつつ、生薬での治療を継続することです。

 さて、当社が製造する「普導丸」は、必ずしも1日3回きちんと服用していただかなくても、症状に応じて 1日3回までを目安に1回20粒を適宜服用していただく薬です。一般用の薬(百草丸など)は、ほとんどが1日3回服用するようになっていますが、普導丸は1日3回以内で必要と思われた時にのみ服用していただく薬なのです。

 


日野製薬のご返答:
「普導丸」には、胃腸の働きを整え、体を温め、血の巡りを促してくれる生薬が7種類配合されています。お客様のように検査をしても異常がないのに、ふらつくようなめまいの症状がある方に適した生薬製剤です。

めまいが起こりそうと感じた時に予防薬として早めに服用すると効果的です。また軽度なうちに服用することで、症状を和らげ、元の状態を取り戻すのに役立ちます。 「水」または、「白湯」で服用して少しの間安静にしてみてください。

普導丸は、必ずしも1日3回服用していただかなくても、症状に応じて 1日3回までを目安に1回20粒を適宜服用していただけます。たとえば、1日1回の服用で、発症が抑えられたり軽減するようでしたら、1日1回の服用で構いません。日常生活が支障なく送れるようでしたら服用しなくてもいいです。その時々のご自分の体調に合わせて調節し必要な時に服用していただきたく思います。

またご不明の点がございましたら、お問い合わせください。暑さに向かいます折、お大事にしてください。

 


日野製薬オンラインショップ

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