「百草」は伝統の胃腸薬
「良薬は口に苦し」の代表的な苦味健胃薬
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「百草」はキハダの内皮(オウバク)を水で煮出し、煮詰めてできたエキスだけを使用した、添加物を一切含まない単味の生薬製剤です。
優れた苦味健胃薬で唾液、胃液の分泌を促し、消化を助け、胃腸の調子を整えます。
また、オウバクの主成分であるベルベリンには抗菌力があり、昔から、食あたり、下痢、口内炎、眼病、打撲傷や捻挫の外用消炎薬としても用いられてきました。
「百の病に効果がある」又は「百種類の薬草を合わせたもの程の効果がある」ことから名付けられたと言われています。
「良薬は口に苦し」の言葉どおり江戸時代より「腹痛の妙薬」「万病に効く腹薬」として人々に愛用されてきました。
キハダは日本最古の生薬
「百草」の原料であるキハダは日本に漢方が伝来する、はるか以前の縄文時代から薬として用いられていたことが明らかになっています。
縄文人の居住跡から壷の中にクリやカシの実と一緒に保存されたキハダの樹皮が発掘されています。
その状態から縄文人がキハダの効能を経験的に知っていたと思われ、考古学上確認された日本最古の生薬といわれています。
又中国でも古くから胃腸病に配合されてきた生薬です。
ミカン科のキハダは日本、朝鮮半島、中国北部、ウスリー、アムール地方に分布する落葉高木でしばしば直径1メートル、高さ25メートルを超す大樹となります。
江戸時代から伝承され続けた百草
今から約200年の昔、木曽御嶽開山の修験者がキハダの内皮を煎じて薬とする事を、御嶽山麓の村人に伝えたのが百草のはじまりと言われ、「万病に効く腹薬」として親しまれた伝承薬です。
かつて薬草の宝庫だった木曽地域では、良質のキハダが採取され、地元の家々では家伝薬として百草を作り、街道の旅籠や御嶽山麓の茶店で販売していました。
日野製薬もその中の一軒で、中山道十一宿の中の、この薮原宿で江戸時代から百草を販売し、戦後の昭和22年に会社を設立し、現在、各種生薬製剤を製造販売しています。
製薬会社が直接お届けします。
製造からお客様のお手元に
届くまで、一元管理されています。
「製造管理」「品質管理」
「安全管理」、さらに
「研究開発」にも力を注いでいます。
百草に関するよくあるご質問
- はじめて百草を飲むとき注意することは何ですか?
- 喉につかえたり張り付いたりすることを防ぐため細かく砕いて服用してください。服用の間隔は4時間以上あけてください。
- 「百草丸」との違いはなんですか?
- 「百草」は下痢を伴う胃腸の症状に効果を発揮します。重大な病気が潜んでいるわけではないのに下痢を伴う胃腸の不具合で悩んでいる方に適しています。一方「百草丸」は胃腸の調子を整えながら幅広く症状を改善します。胃腸の状態を整えて健康的な毎日を送りたい方のセルフケアに適しています。
よくあるご質問(Q&A)