毎年7月9日に木曽総社御嶽神社(木曽町三岳）のご神体が里社本社から御嶽山剣が峰頂上にある奥社に遷され、夏山の期間奥社に安置されます。

御嶽神社の武居宮司など数名がご神体を頂上に運ぶ途中、六合半にある日野製薬の小屋で休憩されます。御岳ロープウェイができるまでは、六合の駐車場から六合半の小屋の前の道を通って登頂し、下山する信者や登山客で賑わったものです。当時はこの小屋で汗をかいたお客様に冷たいハチミツ水を振舞って喜ばれたものですが、今はこの道を通る登山客も少ないので、普段は閉めています。

朝7時ころに小屋に行き、一行が来るのを待ちました。小屋は使っていないので、だいぶいたんでいました。

8時少し前に武居宮司と地元の人たち、および、御嶽講社の渡辺先生(女性）と信者の方が小屋に到着しました。話をしている中でびっくりしましたが、渡辺先生は78歳になるということです。６０代といってもおかしくない先生ですが、毎年、頂上開山祭に参加されているので、私も年を取ったなど言っていられない気持ちになりました。