日々の出来事

御嶽山頂上開山祭

Otkkz01.jpg(御嶽山頂上開山祭)

7月10日は御嶽山の剣ヶ峰と王滝頂上で頂上開山祭があります。

例年は朝7時ころに王滝口田の原高原から登りはじめ、標高3067メートルの剣ヶ峰頂上まで行き、頂上開山祭に参列しますが、7月2日の登山道整備で頂上に上った時の様子から、脚力が弱っているのを感じたので、6時40分に田の原高原から登り始めました。開山祭は雨降りのことが多いですが、写真のように雲一つない快晴でした。

Otkkz02.jpg大黒天をお参りし、少し歩いて右手にある遥拝所に立ち寄ったら、右の写真のように立派な鳥居がありました。これは八海山深谷ちょう心教会の堀先生が寄進され、つい先日建立されたものです。

大江権現をお参りし、あかっぱげを通り、金剛童子まで一気に登りました。ここで少し休憩しました。田の原高原が眼下にはっきりと見えましたが、その向こうは雲海が続き、雲間に中央アルプスなどの山々がかすかに見えました。更に登っていくと、中央不動のあたりで休憩していた大桑村のアルプフォルンの演奏者の人たちに会いました。毎年王滝頂上まで、5kgのアルプフォルンを背負って登り、神事の後に演奏されます。指揮者の田中先生は83歳ですが、頂上まで行って指揮を執ります。

Otkkz03.jpg歩き始めたときは以外と足の運びがスムーズだったので、例年通り2時間半で頂上に行けると思いましたが、金剛童子を過ぎたあたりから、歩みが遅くなり、王滝頂上に着いたとき、9時10分になっていました。御嶽神社をお参りし、金剛杖に焼き印を押してもらった後に、急いで剣ヶ峰頂上に向かい、頂上小屋に着いた時には、9時40分でした。小休止してから、80数段の石段を上り、剣ヶ峰頂上社務所で受付を済ませました。しばらくして開山祭が始まり、神事が執り行われました。私も名前を呼ばれて玉串奉奠をし、今年の夏山の商売繁盛と安全祈願をしました。

頂上小屋で直会があり、宮司や地元の参列者と話をしましたが、大分若返った印象を受けました。毎年腰に宝刀をさして参列される御嶽講社の先生も、直会に加わったので、宝刀を披露してもらいました。

直会の途中で退席し、王滝頂上小屋によって、瀬戸村長や田中先生と少し話をしてから下山しました。途中で富山から来たという3人組の女性の登山客に抜かれたので、これはいけないと離されないように少し早足で降りたので、田の原高原には2時ころに着きました。


日野製薬オンラインショップ