奈良井鎮神社の夏祭りは毎年8月11日、12日にあります。

11日の朝に、格子や蔀（しとみ）戸を取り外し、簾をかけ、提灯を飾ります。

12日が本祭りです。台風4号の影響で朝から激しい雨が降り、無事夏祭りが行われるか心配になりました。昼前には小降りになり、家の周辺にはカメラマンが被写体を探して歩いていました。毎年このお祭りに来るカメラマンがいて、前年に撮った写真を進呈されることもあります。
昼過ぎに鎮神社からご神体を遷座した神輿が出ます。お祭りの行列は裃を着用した下町の囃子方、獅子屋台、上町の囃子方、武者行列、神官、神輿、中町の囃子方、御神馬の順に並び、下町の八幡神社までいきます。ところどころで止まってお囃子の演奏をし、家々で供応を受けて、ゆっくりと進みます。今年は雨のせいかだいぶ時間がかかったようで、なかなか現れませんでした。

左の写真は中町の囃子方が家の近くで演奏をしている様子を撮った写真です。雨が降っているので傘をさしての演奏です。中町の囃子方は私の家の前で毎日演奏の練習をしていました。その成果が発揮された演奏でした。