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薬草の花

オニノヤガラ(鬼の矢幹)【2月】

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※オニノヤガラ(鬼の矢幹)は六~七月に花を咲かせます。

いかつい顔のよう、強壮作用
(写真①:アオオニノヤガラの花序。一つひとつの花は唇弁が牙、全体が鬼の顔に見える)

オニノヤガラはラン科オニノヤガラ属の腐生植物で、根から栄養を得ているため葉がないランである。全草は茶褐色で、枯れ枝のように見えて目立たない。地面から九十センチ
ほどに伸びた茎を、鬼が天から射た矢になぞらえて鬼の矢幹(「矢柄」とも書く)と名付けられた。「神の矢幹」とも呼ばれるが 、花をよく見れば鬼の顔のようで、「鬼の矢幹」である理由が理解できる。少量の葉緑体を持つ、 やや緑色がかったアオオニノヤガラ
(アオテンマ)も信州ではよく見かける。



オニノヤガラは地下に扁平な長楕円体の塊茎ができ、 これを薬用にする。乾燥させた
ものが生薬「天麻」(てんま)で、地上部の幼茎は「赤箭(せきせん)」、果実は「天麻子」と呼ばれる。古来より薬用として上納され、平安時代の法典集『延喜式』にも記録がある。強壮薬として使われ、「めまいや頭痛、神経衰弱に効あり」とされる。
成分に多量の粘液成分やバニリルアルコール、 てんかんなどに対し抗痙攣作用がある
バニリン、少量のアルカロイドを含む。


オニノヤガラは地下に扁平な長楕円体の塊茎ができ、 これを薬用にする。乾燥させたものか生薬「天(て)麻(んま)」で、地上部の幼茎は「赤箭(せきせん)」、果実は「天麻子」と呼ばれる。古来より薬用として上納され、平安時代の法典集『延喜式』にも記録がある。強壮薬として使われ、「めまいや頭痛、神経衰弱に効あり」とされる。成分に多量の粘液成分やバニリルアルコール、 てんかんなどに対し抗痙攣作用があるバニリン、少量のアルカロイドを含む。



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(写真②:群立する茶褐色のオニノヤガラ)

ラン科の植物には、オニノヤガラをはじめとしてツチアケビ、ムヨウラン、トラキチラン、 ショウキラン、ヒナノシャクジョウなど、葉のないランが多い。
葉緑体を持たないため光合成かできず、菌類やバクテリアと共生して成長する。
オニノヤガラはナラタケと共生して生活しているか、 ナラタケは生きた広葉樹に寄生
して木を枯らしてしまうので林業家に嫌われるキノコでもある。 一方、イチャクソウ科のギンリョウソウやシャクジョウソウも無葉の腐生植物として知られる。


Gastrodia elata
ラン科オニノヤガラ属
生薬名●天麻(てんま)
【ミニ図鑑】県内に広く分布し、深山より里山に多い
▶花期 六~七月

crude_drug_230201_oninoyagara_2.jpg(写真③:深山の樹林下に自生するショウキラン。葉はない)


出典:「信州・薬草の花」(クリエイティブセンター)
市川董一郎(文)栗田貞多男(写真)


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