石黒和佳子社長ブログ

キハダの特別な輝き~百草が光る!~

hino_blog_250701_kihada_blacklight.jpg(キハダの特別な輝き~百草が光る!~)

「キハダの黄色は特別なのをご存知ですか?」
2025年6月27日開田高原でのキハダ皮むき後に、参加された染織家の方からお尋ねいただきました。

  

キハダの黄色が鮮やかなのは、この日まさに目の当たりにしたばかりでしたが、それ以上に特別な点があるご様子です。
「いいえ、どのようなことでしょうか?」とお答えすると、「後ほどお見せしましょう」とご回答をいただきました。

  

そして夕方からのお食事会にて、遠方からお越しになられたにも関わらず、ご自身の手によって植物で染められた赤、黄、緑、青、茶など色とりどりの絹布をお持ちくださり、ご披露くださいました。
その鮮やかな美しさに感服してしまいました。植物染めの絹布が彩豊かに重なり、平安時代の襲ねの色目を思い浮かべるような素晴らしい色合いでした。

黄色だけでも、キハダ、ウコン、カリヤス、ハゼ、クチナシなど、複数の色合いをお持ちくださっていました。

キハダの黄色は青みがかっているのだそうです。ウコンなどの赤みがかった黄色に対し、キハダは青みが強いことが、その場で比較することによってよく分かりました。

  

そして「ここからが本題です。キハダの黄色はすごいのです。電気を消してください。」とおっしゃり、電気を消して真っ暗な部屋で、絹布にブラックライトをあてられました。

するとキハダで染めた絹布のみ、光ったのです!まさに蛍光色です。
おおおおと、その場にいらっしゃった皆様からどよめきが上がるほど光っていました。
これには驚いてしまいました。

  

「昔、高貴な方が黄色をお召しになられたのも、これが理由の一つかもしれない。昔は人工的な光はなかったため、夜は暗かった。月夜の晩に、キハダの黄色で染めた服を着ていると光り、お召しになられた方が神々しく輝くように見えたのではないか?」
とお話いただきました。なるほど、と納得しました。

  

「・・・ということは、百草も光るのでしょうかね?!いや、まさか、そんなことありますかね?!」と、試しにブラックライトをあててみると
百草も光りました!黒い百草が黄色の蛍光色に!これにも驚いてしまいました。

  

キハダの黄色はベルベリン塩化物によるものとされています。蛍光に光るのも主にベルベリン塩化物によるものなのか、それ以外の成分も関係しているのか分かりません。

いずれにしても、キハダ、そして、百草の新たな一面を知る貴重な機会でした。

今後、子ども達とのイベントなどを開催する際には、実演で見せてあげたいと思います。きっと盛り上がると思います。


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