キハダ

キハダに花のつぼみがついています

hino_blog_220530_kihada.jpg(キハダに花のつぼみがついています)

本社のキハダに花のつぼみがついています。

少しずつ触角のような雄しべが見えていることから、これは雄花です。今年は、雌花を見つけることができません。キハダは、隔年結実の傾向(2年に1度花が咲き実がなる傾向)があるとされています。昨年は雌花がたくさん咲き、実もたくさんなりました。いわゆる「なり年」です。今年はなり年ではない、ということになります。

  

実がならない年に、雌花は:

① 例年通り咲くが受粉しない

② 咲かない

のいずれだと思いますか?

  

答えは②のようです。弊社でも、どちらだろうね?と昨年から話してきましたが、今年雌花を見つけられないことから、②であることが分かりました。

  

隔年結実の傾向は、実のなる木(木曽弁ではなりずもく)にはよく見られるようです。必ず2年に1度、というより、2年に1度程度、ということだそうです。乾燥した年には、2年連続して実をつけるなど、生命を守るために臨機応変なのだそうです。しかし通常は、実をつけた翌年は、花も実もつけず、一年間ゆっくりするということですね。賢いと思います。

さて、来年は花が咲き実をつけてくれるのか?また観察を続けたいと思います。


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