木曽の便り
キハダの植樹
一昨年から林業大学の一年生の実習を兼ねて、弊社のキハダの植樹を手伝っていただいています。
今日の午後1時半から植樹を行いました。参加者は右の写真の一年生と引率の先生3名です。過去2回は雨降りの中の作業でしたが、今日は天気も良く、汗ばむくらい暖かく作業日和でした。
本社横の植樹の場所は日当たりがよく、小川も流れているのでキハダの成育にピッタリの場所と思っていましたが、今年の冬の厳しい気候で、この土地はキハダの生育に向かないことがわかりました。大雪の上に出ていた部分は凍死していました。弊社は高台にありますが、木曽川に面した方の場所は風が強く、ほとんどの木がダメージを受けていました。
そこで、今回の植樹について林業大学の竹内先生と事前に話し合った結果、山際に植えたキハダは風当たりがあまり強くないためか生育がよいので、そのあたりに密植して植えて、キハダ同士に競争させて、育てるという方針で行くことになりました。キハダ以外の広葉樹のコナラとミズナラも植えて、この土地にあっているかを試すことになりました。
今回は本数が120本と少なかったので、私は作業をせずに、昨年まで植えた木の生育状況を確認したり、写真を撮った後、仕事に戻りました。
右の写真の黒い丸で囲ったキハダは葉っぱも伸びてきて順調に育っています。
4時少し前に植樹が終わったので、学生たちにお礼の挨拶をしました。
過去の経験を活かし、この土地については、造園設計からやり直すことにしました。30日に林業大学で造園を研究している2年生と造園に興味を持っている一年生に来ていただき、造園構想について話し合い、学生たちに造園設計を依頼する予定です。
来年以降は造園設計に基づき、土地の整備を行い、植樹する木を選び、植樹していく計画です。