木曽の便り
大雪
今朝は、写真のように晴れてきたので、朝8時頃から近所の人たちと、降り積もった雪の後片付けをしました。今回の大雪では、金曜日(2/14)から大変な思いをしました。
木曽駒MICROの佐々木社長に招待されて、金曜日の夕方に元東レインターナショナル社長の田中健一氏との懇親会に出席しました。田中健一氏は63歳の時に、東レの出資先・蝶理(株)の社長に就任され、30年間赤字が続き、借金が1000億円もある蝶理を、わずか1年で借金を全額返済するとともに黒字化に成功されたという素晴らしい経営者です。懇親会の席で田中氏の素晴らしい一面を見聞きすることができ、翌日の講演会で再建の秘訣を聴くことができることが楽しみとなりました。
夜9時に会場の木曽駒高原森のホテルを出て、雪が降る中を車で奈良井の自宅に向かいました。ところが、薮原スキー場へ向かう道と交差する信号の手前で、渋滞に出合い停車しました。鳥居トンネルの出口から少し先のあたりで雪崩が起きそうということで交通ストップになったようです。夜11時過ぎになっても動きそうな気配がないので、少し戻って、国道361号を通って伊那に向かいました。高速道路が通行停止となっていたので、一般道を通って塩尻市に行き、塩尻から国道19号を通って奈良井に向かいました。片側通行で鳥居トンネルが通れるという案内が出ていたので、ほっとして走っていたところ、贄川の出尻の交差点の手前でストップしてしましました。
ここで夜中の2時頃から朝8時過ぎまでラジオを聞いたり、本を読んだりして開通を待ちました。待っているときに佐々木社長から講演会中止の連絡が入りました。しばらくして、逆方向も桜沢で雪崩が起き、通行止めになったというニュースを聞き、車が来ないことが分かったので、意を決して反対車線を通って木曽平沢の信号を右折して部落に入り、雪かきがしてあった奈良井川の土手沿いの道を走りました。ところが、前輪駆動車なので、部落の出口に近い坂道のところで登れなくなり、トラックで引っ張ってもらい、何とか旧街道に出ました。これ以上迷惑をかけるわけにはいかないので、木曽平沢に車を置いて、歩いて奈良井の自宅に戻りました。着いたときは11時を過ぎていました。藪原の手前で待っていたら、日曜日まで戻れなかったようです。
昼食をとった後、家の前の城壁のようにたまった雪の一角をかいて出入りができるようにしたり、裏の駐車場の雪を片付けて、上の写真のように雪で埋まった車を出せるようにしました。通常の年の倍以上に雪が積もったので、終わった時は夕方の7時になっていました。
今日の朝8時からの雪の後片付けには、裏の小川まで雪を運ぶ小型トラックが必要です。前日の雪は固くなっているので、雪かきで小型トラックに雪を積む作業は力がいり、時間もかかり、次第に疲れてきます。ところが、前の家の抗ガン治療をしていて健康状態があまり良くない息子さんが、小型のブルドーザで小型トラックに雪を積む作業をしてくれたのではかどり、お昼ごろにはきれいに片付きました。写真は午後3時頃の街並みの様子ですが、日があたって暖かくなったので、路面の凍りついた雪も解けてきれいに無くなりました。
このように、雪が降ると近所の人たちと協力して雪の後片付けをする良い習慣が根付いています。