日々の出来事

吉田一里塚跡での除幕式

Yoshida1.jpg(吉田一里塚跡での除幕式)

江戸時代の主要街道の一つである中山道には、北東の贄川宿から南西の妻籠宿の間(木曽路)に22カ所の一里塚がありました。所在地が不明であったり、一里塚があったことがわからない状況になっている跡地に、目印機能の復元のために、石碑を設置することにしました。10月5日の大桑村の下在郷一里塚跡の除幕式に続いて、今日、木祖村の吉田一里塚跡で除幕式を行ないました。

吉田一里塚跡は国道19号の山吹トンネルの手前にあります。道路の向かい側に駐車場があるので、そこに車を止めて、跡地に行ったら、木祖村の文化財保存会の人たちが除幕式の準備をしていました。10時半に除幕式が始まり、来賓として栗屋村長と木祖小学校の校長先生、3人の5年生が参加しました。写真の左端の草刈仁貴君の書いた「吉田一里塚跡」が自然石の石碑に刻まれています。

Yoshidab.jpgこの石碑の裏面には銘文作者の草刈君だけでなく、優秀作品を書いた藤澤芽衣さんと奥原丈流君も協力者として名前が刻まれています。(左の写真参照)

上の写真の右側の石碑は江戸時代の天保年間に建立された馬頭観音です。馬頭観音は土の中に半分くらい埋まっていましたが、石碑の設置の時に掘り起し、一里塚跡の石碑と並べて置いたら、花とお団子とリンゴが供えられていました。250年以上昔に刻まれた馬頭観音の文字がはっきりと読み取れるので、この3人の名前も後世まで残ります。良い記念になったと思います。

馬頭観音の保全と新たな石碑の設置を同時に行え、大変意義のある事業活動となりました。、


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