日々の出来事
御嶽山大御神火祭
夜7時半に花火の打ち上げとともに、御嶽教の「第58回御嶽山御神火祭」が始まりました。
愛知県西部の奉仕団500人が松明行列をしてから、式典会場に入ってきました。去年まではテントの中の席でしたが、今年は建築中の木曽本宮の中の中央に奉仕団席が設けてありました。500人が着席した後に、地元の木曽御嶽奉仕会が樽御輿を担いできました。その後に、瀬尾奉仕団長を先頭に村鳥管長と斎員が入場し、着席して神事が始まりました。
奉仕団の3人姉妹によるお神楽や玉串奉奠の後、会場を下の広場に移しました。
最初に、眼長講による手筒花火が打ち上げられました。写真のように上半身がほとんどむき出しで、両手に持った花火が大きく打ち上げられるので、よく火傷をしないと感心します。
続いて、大きな松明に火がつけられ、広場に積まれた3つの円形の斎木の山に点灯されました。最初は小さな火ですが、見る見るうちに大きな炎となって燃え上がりました。広場と神殿の間の階段の中ほどの辺りで見ていましたが、背広が焦げるのではと思うほど熱くなってきたので、別な場所に移動しました。
木曽川を挟んだ対岸の国道19号線沿いに道の駅「木曽市場」がありますが、今日は見物できるように夜遅くまで営業していたそうなので、そこからは神殿を背景にした3つの見事な御神火を見ることができたと思います。
炎が燃え尽きたころに、神殿に移り、翌年の愛知県東部の中根奉仕団長に御神火が渡され、管長のご挨拶、一本締めで幕を閉じました。時計を見ると10時を過ぎていました。
広場に入る道のテントで、長丁場の祭典の後の空腹を癒していただくように、そばの試食を提供いたしました。