東京都大田区の東急池上線の御嶽山駅の近くに御嶽神社があります。この神社の宮司と氏子の人たちが東京から木曽御嶽山にきて、お神輿を担いで王滝口登山道の入り口から遥拝所までの山道を練り歩く山輿祭（やまかつぎまつり）を平成６年に行っています。今年は第２回目です。３年くらい前から準備を重ね、何回か御嶽山にも来ています。今後は２０年ごとの式年祭りにするそうです。

今朝６時半に王滝口七合目の田の原高原に行くと、御嶽神社社務所横の駐車場に、バス４台が止まっていて、たくさんの人が準備をしていました。しばらくして、各バスごとの記念撮影がありましたが、最後に実行委員の方々と一緒に王滝村長など地元の人たちとの記念撮影もしていただきました。

７時ころに登山道入り口付近に移りました。この辺りは標高２１８０メートルあります。ここから遥拝所までは約５００メートルの道のりです。遥拝所は標高２２１５メートルですから、真っすぐですが結構な勾配のある山道です

実行委員長の挨拶の後、最初に中神輿が女性達によって担ぎあげられ、登山道に入って行きました。

続いて、大神輿が担ぎあげられ、山道に入って行きました。そのまま約１３０メートル進んで、大黒天のところで休憩になりました。しばらく休んだ後で、遥拝所に向かって進みました。中神輿はどんどん進んで行きますが、大神輿はやはり重いので、中々進みません。私も遥拝所の近くから端のほうを担いでみましたが、やはり相当重く、真中を担いでいる人は大変とわかりました。遥拝所のあたりから、すでに担ぎ終わった女性も加わり、遥拝所の休憩室に神輿を降ろしました。

遥拝所の御嶽大神のまえに集まり、王滝口御嶽神社滝宮司による神事が行われました。

今朝は曇りで、急に霧雨になるような天気でしたが、涼しく、お祭りを祝福するかのように、時折、御嶽山が顔を出したので、山輿祭りには最適の日でした。