日々の出来事
キハダの植樹
今年から「木曽山の再生と薬草の宝庫の復活」を目指して、木曽森林組合と連携し、木祖村のNPO木曽川・水の始発駅の協力を得て、農商工連携事業としてキハダの植樹をすることにしました。
5月28日(土)に木祖村の味噌川ダムから奥木曽湖沿いに右岸を奥のほうに行ったところにある分収林で、キハダの植樹をしました。
天気予報では台風2号の影響で梅雨前線が近づいているので雨降りという予報でしたが、幸い曇り空の中で、弊社社員、木曽森林管理署、木曽森林組合、NPO法人木曽川・水の始発駅、日大の学生、東京からのボランティア3名が加わって、30数名でキハダの植樹を行いました。
昨年日大の桜井教授にお願いして3か所のキハダの生育調査を実施しもらった結果、この場所がキハダの植林に向いているという調査結果を頂いていました。日大の学生は植樹後の生育状況を毎月確認し、卒論にまとめるということでした。
現地で森林組合の川上さんから植樹の仕方を教わってから、各自、鍬と苗木を持って植樹を行いました。瓦礫で石が多い場所を除いては、土は固くないのですが、熊笹の根がはびこっていて、掘り起こすのに少し力がいりました。何とか根が入る深さまで掘り、苗木を支えながら土を戻し踏み固めてから、直接日の光が当たらないように枯葉で土の上を覆います。約2メートル間隔で木を植えていきました。10時に休憩しましたが、熊笹の根を刈り取るのに力が入ったため、かなり汗をかいたので、おんたけ茶を一気に飲み干しました。
休憩後の植樹の場所は、次第に急斜面になり、上るのがきつくなりました。12時の昼の休憩には、女性陣が作った手製のおにぎりとトン汁で、空腹を満たしました。
午後は上のほうの急斜面で植樹をしましたが、瓦礫の場所が多く、しばらくすると植える場所がなくなったので、植えた全てのキハダの横に添え木を立てて本数確認をして、2時ころに作業が終わりました。2000本植える予定でしたが、ヒノキの成木があったりして、植える場所が少なかったため、約半分の植樹となってしまいました。
後片付けを終えて、解散したころから雨足が激しくなりました。作業中は10時の休憩頃にぱらつく程度に降っただけだったので、本当に良かったと思います。