木曽の便り
御嶽山登山道整備
7月2日(金)に毎年の恒例行事である御嶽山登山道整備を行いました。
前夜は深夜まで激しく雨が降り落雷のドシーンという音が何度となく聞こえてくるので、中止にせざるを得ないかと思いつつ寝ました。ところが翌朝家を出るときには雲間に青空が見える天気となっていたので、ホッとして御岳ロープウェイの駐車場に向かいました。7時に駐車場で開会式を行った後で、ロープウェイがまだ動いていないので、車に分乗してにロープウェイの終点まで行き、集合写真を撮りました。27名の参加者です。
やはり前夜の雨で道がぬかるんで、水溜りができているところは左の写真のように土砂を取り除き、水を流れるようにしました。水を流れるようにしたり、枕木がずれたり、くいが緩んでいるのを補修しながら進み、八合目の女人堂で休憩しました。
休憩後雪渓を横切り、金剛童子の横を通って進むと、這い松の間に桜の花が咲いており、昨年雷鳥を見た辺りで雷鳥の鳴き声が聞こえてきましたが残念ながらその姿を見ることができませんでした。後から参加者に聞くと見た人もいました。
道標が倒れていたので、石で補強して立て直しました。
拝松もまばらで、砕石と土の道になったあたりでは、枕木も大きくずれていたり、道端に転がっていたので、道に埋まって遊んでいる杭を掘り起こし、枕木を道において、掘り起こした杭で補強したりして進み、石室山荘で休憩しました。だいぶ汗をかいたので、入れていただいたお茶でのどの渇きをいやしました。ここから先はロープを張りなおしたりして進み、12時少し前に頂上山荘に到着しました。王滝口からの参加者が12時半頃に到着してから「ご苦労さん会」をして、お互いの労をねぎらいました。
「ご苦労さん会」のあとで、剣が峰頂上に上り、40数名の参加者と無事登頂できたことのお礼参りをした後で、記念撮影をしました。曇っていたので、写真移りはあまりよくありません。今年は黒沢口の参加者が階段に並び、王滝口の参加者とハイタッチを交わし見送ったあとで下山しました。
6月10日にヘリコプターで頂上に運んであったロープをかかえ、切れてなくなっていた場所のロープを張りなおしながら降りていったので、昨年よりは随分時間がかかって4時頃にロープウェイ乗り場に到着し、解散しました。
沢山のボランティアに参加していただき、整備作業を無事行うことができ、ありがたいことと存じます。