日々の出来事
中村会
先日中村会の賀詞交歓会が日比谷の松本楼であったので、出席いたしました。中村会は弁護士の中村先生が顧問をされている会社やその紹介者の集まりですが、多士済々の方々と歓談できるので、出席するのを楽しみにしています。1985年に第1回の集まりがあってから今回が101回目の会合です。中村先生のお人柄によって、このように長く続く会になったものと思います。
この会では講演会がありますが、企業人や学者の講演だけでなく、各界の講師による講演は内容が充実しているので、大変勉強になります。数年前に先の財務大臣の民主党藤井裕久代議士が講演され、その後の懇親会にも参加されたので、お話をすることができました。今回は講談師の神田陽子氏の講談がありました。扇子の使い道や弟子時代の苦労話などで会場を和ませた後で、迫力のある語り口で講談をされ、最後に踊りを披露されました。以前、木祖村で陽子氏の姉妹弟子の神田紫氏の講談を聴いたことがありますが、やはり一流になるとそれぞれの個性がでるので、面白いと感じました。
日比谷の松本楼で福田元首相と中国の胡錦濤国家主席が会食されたことがあります。それは、小坂社長の奥様の祖父の梅屋庄吉氏が中国の革命家孫文を親身になって支援したことが背景にあります。孫文は辛亥革命で清朝を倒し、中華民国を建国したことで知られていますが、中国にはその功績をたたえ、孫文の号「中山」の名前がついた公園、街路、記念館が多数あります。
松本楼の常務取締役の小坂文乃氏(梅屋庄吉氏の曾孫)が「革命をプロデュースした日本人」を講談社から出版され、梅屋庄吉氏の遺言で長らく眠っていた豊富な資料を元に、このあたりの史実を歴史小説としてまとめておられます。当日小坂文乃氏が署名された書籍を購入し、少し読み始めました。
この松本楼での懇親会の食事も楽しみの一つです。