木曽の便り
御嶽頂上開山祭
毎年7月10日に剣が峰頂上と王滝頂上で開山祭が開かれます。
朝5時半頃に家を出たときは雨が降っていましたが、7時頃に田の原高原の駐車場に着いたときに雨は降っていませんでしたが、曇っていて御嶽山は全く見えませんでした。少し肌寒い感じでしたが、歩き始めるとすぐ汗をかき、袖まくりして登りました。八合目で大桑村アルプホルン・クラブの方々に会いました。王滝頂上で演奏されるとのことで、重さ5Kgのアルプホルンを背負っていましたが、肺活量が多いのか、余り疲れた様子も見せずに登っていきました。
先月の百間滝の山道整備のときにふくらはぎの肉離れを起こしたので、再発しないように慎重に歩きました。今回は金剛杖を突きながら登ったので、足への負担も軽かったようです。10時の剣が峰頂上開山祭に間に合うように休憩を取らずに登りました。王滝頂上に9時少し前に着きました。社務所で金剛杖に焼印を押してもらいました。王滝頂上の御嶽神社奥社は御嶽38史跡のうちの王滝口の第16番目の史跡です。頂上開山祭に間に合うように依頼してあった石碑が奥社階段横に立っていました。
写真を撮ったりした後で剣が峰頂上に向かい、9時20分に到着することができました。頂上小屋で少し休憩を取った後で、80段の石段を登って、剣が峰頂上奥社に行きました。開山祭の見学に来ていた京都大学院生で、王滝村で研究活動をしているアメリカ人と式が始まるまで話をしました。剣が峰頂上奥社は黒沢口の第22番目の史跡ですが、石碑を見ながら英語で説明しましたが、久しぶりの英語なので少し苦労をしました。
10時から地元関係者や御嶽講社の先達・信徒が参列して開山祭が執り行われました。アルプホルンの演奏も10時から始まったようで、聞こえてきました。王滝頂上の開山祭は10時半から始まります。剣が峰頂上で玉串奉天をした後で、王滝頂上に15分位で移動して掛け持ちをしたこともありますが、今年は足に不安があったので、剣が峰頂上だけに参列しました。神事の後に頂上小屋で直会があり、私の知らない昔の話を聞いたり、歓談して過ごしました。
直会の後に帰途につきました。王滝頂上の直会も終わったようで、剣が峰頂上を目指して登ってくる王滝村の人たちとすれ違いしました。金剛杖の効果で脚も痛まずに無事下山することができました。今までは翌日まで脚が痛むことがありましたが、今年は下山直後も脚は全く痛まず、杖の効果を再認識しました。