木曽の便り

御嶽山登山道整備

Otksb01.JPG(御嶽山登山道整備)

昨日(7月4日)木曽ユネスコ協会と木曽御嶽奉仕会の共催により、御嶽山の黒沢口と王滝口の2つの登山道の整備をしました。私は黒沢口の登山道整備に加わりました。

天気予報では雨降り、実際に、夜中に目が覚めるほどの激しい雨が降っていたので、大変な一日になるかと心配しました。7時に御岳ロープウェイの駐車場に集まったときには雨が止んだり降ったりしていました。ロープウェイがまだ動いていなかったので、車でロープウェイの終点に移動したときにはすっかり雨も止み、集合写真を撮影したときには青空も見え始めました。

Otksb02.JPG行政、民間、宗教団体から50名の参加者がありました。木曽御嶽本教の武居管長(御嶽神社宮司)、御嶽教の村鳥管長も加わり、整備作業を開始しました。村鳥管長は前日の御嶽教所有の山の間伐などの整備作業に引き続いてのご参加ですが、お疲れのご様子もなく左の写真のように浮いている枕木を止めるために重さ3.5㎏のハンマーで木製の杭を打ち込む作業をされました。

夜中の大雨で登山道のところどころに水溜りができていました。土砂や落ち葉を取り除いて道の脇に水路を作ると水が勢い欲流れていき、目の当たりに作業の効果がわかり、整備作業の重要性を再確認しました。

今年は雪が多く、七合目から八合目に向かう登山道に雪が残っていました。

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八合目の女人堂の前で休憩を取った後に、スノボー・オリンピック選手の千村格さんと三岳の山下さんは三の池までの登山道整備に向かいました。残りの人は剣が峰頂上に向かいました。

Otksb05.JPG八合目から雪渓を横切って少し行くと桜の花が咲いていました。雪渓と桜の開花という不思議な光景を見ることができ、貴重な体験をしました。九合目の石室山荘で休憩を取りましたが、そのときにいただいた暖かいお茶が凄く美味しくてびっくりしました。疲れているときの一杯のお茶が、最高のおもてなしになると実感しました。

九合目からは積雪の重みで痛まないように倒してあったロープの杭を起こしながら頂上に向かいました。

Otksb06.JPG頂上小屋に着いて暫く待っていると王滝口の登山道整備をしてきたグループが到着し、小屋が溢れるほどの約80名の人たちと山頂まで到着した喜びを分かち合いながら昼食休憩を取りました。昼食後に剣が峰頂上までの80段の階段を足の痛みをこらえつつ登って無事頂上に着いたことの礼拝をした後に、記念撮影をしました。昨年は大雨で大変でしたが、今年は晴れていたので、左の写真のように皆笑顔で写真に写っています。

黒沢口のグループが王滝口のグループを握手して見送り下山の途につきました。

Otksb07.jpg九合目の間の切断されたロープを張りなおしたり、右の写真のように鉄製の杭が緩んでいるのを、石をうまくあてがって固定する作業をしながら降りました。

この後は途中で休憩を取りながら降りて、4時頃に御岳ロープウェイの乗り口で皆無事に到着したことを確認し、散会しました。

ボランティア活動に参加していただいた皆様に感謝申し上げます。


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