木曽の便り
キハダの植樹
江戸時代から「万病に効く妙薬」として愛用されてきた百草はミカン科の広葉樹キハダの内皮を煮詰めたエキスを原料としています。原料として使えるまでに生育するのに約25年かかります。国内産のキハダ原料が少なくなってきているので、植樹して増やして行きたいと考えています。
経営上の相談に乗っていただいている久枝氏が経営されている東北牧場 http://www.tohoku-bokujo.co.jp/ で、昨年キハダを植えていただきました。場所が青森県で、うまく着床するか不安だったので、とりあえず10本植えて様子を見ていただくことにしました。
先日、生育の様子をお知らせいただきました。キハダは谷川沿いの日当たりの良い場所であれば、生育するといわれています。写真から日当たりがよさそうなので、今後どんどん大きくなって、25メートルを越す大木になると思います。
キハダは杉とは相性が悪いようですが、その他の針葉樹の涵養木として混林することができるようなので、木曽谷で植樹を進めて行きたいと考えています。更に、日本中でキハダの木が生い茂るようになってほしいと願っています。