木曽の便り
百間滝への山道整備
昨日は非常に感動的な一日を過ごすことができました。
朝6時に御嶽山黒沢口六合目の駐車場に五光教会の原教会長と若先生、白蛇神社の藤森先生と弟さん、スノボーのオリンピック選手の千村格さんを含む地元の山歩きの達人総勢15名が集合して、百間滝に向かう山道の整備を実施しました。
駐車場から百間滝小屋に向いました。この山道は毎年木曽町が整備しています。今年はまだ実施していないのか少し熊笹が生い茂っていました。歩行には支障がありませんでしたが、途中間違えやすいところに目印のロープを張りながら、約1時間10分で小屋にたどり着きました。
小屋から少し行ったところに展望台があります。今日は朝から快晴で、左の写真のように御嶽山も滝もよく見えました。ここからは、百間滝、男チョウ滝、女チョウ滝、大正滝、その他名前を知らない滝が一望でき、見事な景観です。
小休止をした後でいよいよ百間滝に向う山道に入りました。この道は大変な道だと聞いていたので、私は本でも読みながら待っているつもりでしたが、折角来たので間近に百間滝を見たいと思い、後についていきました。
先発隊が熊笹を刈りをし、後発部隊が道を補修しながら進みました。私も鎌を借りて先発隊が刈り残した熊笹を切ったり作業に加わりました。
写真のように途中の段が欠けた梯子は補修しました。昔からの道は落石の危険のある場所があるので、途中から新たな道を作り始めました。歩行の助けとなるようにロープを張ったり、歩行の巾もないところには倒木を並べて、杭を打って留めて、歩行幅のある道にしたり、右の写真のように新しい梯子をかけたりしたので、相当時間がかかりました。梯子を設置したところから少し行くと昔からの道と交わります。そこからは行小屋の横をとおり、しばらく行くと百間滝が目に飛び込んできました。
話に聞いていたとおりの素晴らしい滝でした。千村選手など4人の若者が感動して裸になって滝の横から滝壺に入り、滝に打たれました。
しばらくして藤森先生がお祈りした後に正面から滝に入り、九字を切って水を鎮めるようにしながら体をかがめて、滝の中に進みました。水圧が激しいのか座ったままでしたが、しばらくして写真のように立ち上がって、水行をされました。修行の力はすごいと感心しました。
滝壺に近づいたときにバランスを崩して、ふくらはぎの筋肉を伸ばしてしまい、軽い肉離れをしました。一行の中にお医者さんがいたので、テーピングしていただきました。
昼食休憩後に復路につきました。テーピングしたので痛みはひどくはありませんでしたが、急なのぼりでは熊笹やロープにつかまりながら、這うように歩行しました。原先生に勧められて百間滝小屋からは油木美林をとおる道を歩きました。途中から檜の見事な林の中を進みました。最後のほうは何百段もの階段になり、歩行が困難なほどに足が痛み始めました。ようやく駐車場にたどり着いたときにはほっとしました。