木曽の便り
ユネスコ中部東ブロック大会
9月8,9日に静岡県の日本平ホテルで長野県、山梨県、静岡県、神奈川県のユネスコ協会から134名が参加してユネスコ中部東ブロックの研究会が開かれました。下の写真はホテルの建物から庭園と清水港を撮ったものです。残念ながら富士山は雲に隠れて見えませんでした。
研究会は「つなげよう未来へ 地球の環境と地域遺産 - 明日のこどもたちのために 今、私たちのできる事」をテーマにして、一日目には基調講演、報告、特別講演があり、いずれも心を打つ内容でした。
基調講演は佐藤洋一郎氏による「農と地球環境」で、日本では忘れられつつある、東南アジアの自然の力を利用した農業の話(例えば、田んぼの中に生け簀をつくり、魚に雑草を食べてもらうようにしているなど)は印象に残りました。
鎌倉ユネスコ協会と名古屋ユネスコ協会の報告は若さに溢れる内容で、やや沈滞気味のユネスコ活動に新しい息吹を与えてくれ、心強い限りでした。
日本ユネスコ協会連盟から今年から次の3つの柱を中心として活動するという話がありました。
- 「平和の文化」実践活動
- 世界寺子屋運動
- 世界遺産、地域遺産活動
この中で印象に残ったのは、今までと違って地域遺産の啓発・保護活動に力を入れるようになったことで、私が木曽地域で進めている「木曽丸ごと夢づくり活動」の主旨と一致しています。2日目に「木曽丸ごと夢づくり活動」について、参加者に簡単に説明しました。
特別講演については、次回に詳しく記述します。