木曽の便り
開くは覚明・普寛 守は一心・一山
昨日、埼玉の御嶽神社の宮司で、田島一心講の講社長である山田國光先生が信徒の方々と来店されました。
店の飾り付けについての助言をいただいたり、お話をしている中で印象に残ったお言葉があったので、書き留めました。この言葉を代々講社先達が受け継いでいるということでした。
開くは覚明・普寛
守は一心・一山
覚明行者は御嶽山の黒沢口登山道を、普寛行者は王滝口登山道を開いた、木曽にとって大恩ある行者です。一心行者は普寛行者の最後の弟子で、本明院2代目をつがれました。並木一心霊場のところで述べたように藪原宿日野屋とは深い交流があった行者です。一山行者は普寛・一心の行法を感得して御嶽大神を深く尊信し、御嶽信仰の普及につとめ、その信者が数万人に及んだと言われています。東京都大田区の東急池上線の御嶽山駅で降りると御嶽神社がありますが、一山行者が御嶽大神を分霊して祀った霊場です。