木曽の便り

御嶽四門

「御嶽四門」という言葉があります。
これは、木曽谷に入って初めて御嶽山を目にすることのできる四方の遥拝所のことであり、秀麗で夏でも雪のある御嶽山に対する信仰心から旅の無事や健康を祈願したことにより設けられたと考えられています。

【東-発心】:岩郷村(現木曽町福島)の神戸
【西-菩提】:長峰峠(木曽町開田と岐阜県との境、飛騨街道筋)
【南-修行】:三浦山中(木曽郡王滝村と岐阜県との境、現三国山)の拝殿山
【北-涅槃】:鳥居峠(木曽郡木祖村と塩尻市奈良井との境)

下の写真は、鳥居峠頂上にある御嶽遥拝所付近の一心行者の石像です。

一心行者像(鳥居峠遙拝所)


この他にも多くの石像・石碑が建立されています。古の登拝者が初めて御嶽の偉容に接した接したときの感動を物語っているようです。

ちなみに日野製薬の本社と工場のある木祖村薮原地籍は、ちょうど鳥居峠を下り切ったところに位置しています。そして前進の日野屋も藪原宿にあり、代々一心行者を「一心様」と尊称し、崇めています。
残念ながら平地では御嶽山を望むことはできませんが・・・。