木曽の便り
木曽御嶽山 有明の月
上の写真は、木曽町三岳にある山陽館のご主人(木曽町観光協会長)が自宅から今年の正月の朝7時頃に撮影した写真です。
あまりに素晴らしい光景なので、皆様にもご覧になっていただきたいと思い、掲載の許可をいただきました。
御嶽山が朝焼けに照らされながらも月がまだ空に残っています。冬の夜が明けてゆく様子をとらえたすばらしい写真です。
江戸時代に王滝口登山道を開き、御嶽山を信仰の山として世に広めた普寛行者は、辞世の歌として次の歌を残しています。
「亡きがらは 何処の里に埋るとも 心は御嶽の有明の月」
また、一心講を作った一人で現在の御嶽教一心教会の祖、柴崎仙左衛門の辞世の歌にも同様に御嶽山の有明の月が歌われています。
果たしてそのとき見た月もこんな感じだったのでしょうか・・・。