日野製薬の薬づくりの真髄は「配合の妙」にあります。
最も適した生薬を選定し、薬効が最大限に引き出される配合バランスになるよう、何度も納得のいくまで微調整を加えます。
長年の製造を通して集積した手順、データ、ノウハウ、熟練の作業者の五感を集め、最高の配合バランスを探り出します。
天然物である生薬原料のひとつひとつには、多くの薬効成分が含まれており、これらの成分が丸ごと薬効となっています。
薬効を減らすことなく存分に活かすためには、生薬に余計な負荷がかからないことが大切です。日野製薬では、無理のないバランスがとれた状態のまま、生薬を加工する製法にこだわっています。
日野製薬は伝統を受け継ぐことの本質を、技術の革新とさらなる向上にあると考えています。日野製薬の代表製品「百草丸」も、百草をより飲みやすくしたいとの思いから生まれた製品です。
近年では、伝統の製品に、新たな価値を与えるための研究を行っています。
平成27年4月 | 粘膜修復作用のあるエンゴサク末を百草丸に追加した百草丸プラスを発売。 |
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平成28年7月 | 難しいと考えられていた生薬の錠剤化に成功し、百草錠を発売。 |
令和元年10月 | 粘膜修復作用のあるエンゴサク末を百草丸に追加した日野百草丸を発売。 |
伝統的な生薬製剤であっても、高い品質の製品を製造し販売することは製薬業の使命でもあります。
近年では岐阜薬科大学の指導により、技術的に難しい生薬の錠剤化等、新しい生薬製剤の開発にもチャレンジしています。