【8月23日】「きはだ香」新発売のお知らせ
このたび、「きはだ香」を発売しました。
「きはだ香」は、ミカン科の落葉高木であるキハダの実と良質なインド白檀を用いてお香としたものです。天然物の良さを活かし、煙が少なく、灰の落ちないお香です。それをきはだ染めの黄色の和紙で包みました。希少なキハダの実の柑橘系の爽やかな香りと、インド白檀の甘く芳醇な香りの調和をお楽しみください。
希少な信州産キハダの実の香りをインド白檀に乗せて
キハダはミカン科の落葉高木で、その周皮を除いた樹皮である生薬オウバクは、古くから薬用に用いられてきました。そのオウバクを主成分とした信州木曽の伝統薬が百草、百草丸であり、日野製薬において製造販売しています。
国内産オウバクは年々希少となっています。弊社では、「キハダ一本から買います」活動を実施し、近隣の方からキハダをご提供いただき、皮むき(樹皮オウバクの収穫)をさせていただいています。キハダは、雌の木に2年に一度程度しか実をつけません。皮むき時に、青い実がなっていた時のみ、一房ずつ丁寧に採取します。
約50kgのキハダの実から、抽出できる精油は、わずか約「60ml」です。この希少な信州産キハダの実の精油をお香に加えました。
キハダの実は、柑橘系の爽やかな香りがします。甘さより、きりりとしたシャープさがあり、非常に独特で、凛としています。
一方、白檀は、ビャクダン科の熱帯性常緑樹で、古来、香木として用いられてきました。白檀は、インド、インドネシア、ハワイ、オーストラリア等の地域に広く分布しますが、インドで産出される白檀が高品質とされます。しかし年々採取量が減少しています。
このたび、希少なインド白檀の甘く、芳醇な香りを、キハダの実と組み合わせました。白檀の包み込むような甘く、まろやかで高貴な香りに、爽やかで凛としたキハダの香りが加わり、素晴らしい天然香料のみの香りの世界が広がります。
天然物の良さを活かした、灰の落ちないお香
希少な天然の香りの良さをそのままお届けするため、原料にこだわり、煙の少ないお香です。また、特別な製法により、焚いている間に灰が落ちづらくなっています。冷めたら指で持ち上げていただくことができます。
きはだ染めの和紙で香りを包む
キハダは古くから薬用のみならず黄色の染料としても用いられてきました。木曽産のキハダを用いて、上質な美濃和紙を染め、お香を包みました。キハダの良さを、五感によってお感じいただきたいと思います。お香の香りの移る和紙は、書をしたためたり、箪笥に入れたり、様々な形でお楽しみください。
世界に一つのお香
希少なキハダの実とインド白檀の調和による、世界に一つしかないお香となりました。
2025年の製造数は42個です。静かに煙をくゆらせながら、心ゆくまで香りの世界をお楽しみいただきたいと思います。
記
きはだ香
16本入
雑貨
日野百草本舗 奈良井店でお求めいただけます。
2025年8月23日
弊社お客様相談室までお願いいたします。
電話:0120-36-3310 (平日8:00~17:00) URL:https://hino-seiyaku.com/inquiry/
以上