センブリ
センブリ畑での作業はじめ
今日は、今年の畑の本格始動日です。
ビニールハウスの枠を取り除く作業と、センブリ畑の遮光ネット外しを行いました。
雨天の予報だったため、午後に予定していた作業を午前中に変更し、作業に取り掛かりました。
■ビニールハウスの枠取り除き作業
弊社でお借りしている畑は、元々ビニールハウスが立っていました。
既にビニールハウスが取り除かれた畑についても、まだ畝間に枠の一部が残っていました。
いつも畑の指導をしてくださる村の方(畑の先生)のアドバイスで、これらを全て取り除き、今後の草刈りなどの作業をしやすいようにしました。
■センブリ畑の遮光ネット外し
昨年種を撒いて育てたセンブリ畑について、冬の間、保温・保湿のため遮光ネットをかけていました。
3月も末になり、根雪もほぼ融けたため、遮光ネットを外すこととしました。
この作業に着手できることは、春が到来したことを意味しています。大変嬉しい気持ちです。
遮光ネットを抑えるピンを外した後、遮光ネットは畝上で巻きながら取り外そうと考えていましたが、それだと折角生えかけている芽が折れてしまう可能性があるとのこと。畑の先生のアドバイスにより、縦半分に折り畳み、ゆっくりと持ち上げ、畝間に落として、そこから引いて集めることにしました。
集めた遮光ネットは、道路に長ーく広げてくるくると巻いていきます。40メートル以上の遮光ネットのため、くるくる巻くだけで一苦労です。
<遮光ネットを巻く様子>
遮光ネットを取り外した畑は、緑色をしていました。センブリは昨年のうちに冬枯れした状態で、まだ芽が出て来ていないように見えます。しかし他の雑草の芽が出ているのと、ゼニゴケが出ています。ゼニゴケは、一度生えてしまうと、取り除くのが中々難しいです。土から引きはがすとセンブリまで取れてしまう可能性があります。畑の先生からは、このままにしておくしかないとのことでした。しかし、「大丈夫、センブリは出て来るよ」との力強いお言葉もいただきました。きっと出てくると信じて見守りたいと思います。
さて、遮光ネットを外したということは、センブリも出てくるかもしれませんが、他の植物の芽も沢山出て来るということです。昨年と同様、社員皆で協力し、輪番制での草取り大作戦が始まります。
作業が終わると、調度お昼のチャイムが鳴り響きました。雨が本降りになる前に作業を終えることができました。
<センブリ畑:遮光ネット取り外し前>
<センブリ畑:遮光ネット取り外し後>
<センブリ畑畝①:冬の間枯れているセンブリの葉>
<センブリ畑畝①:ゼニゴケの様子>
センブリ:古くから民間療法で用いられ、苦味健胃、整腸薬として消化器疾患に用いられる生薬です。苦味が強く、千回振っても(煎じても)苦いことが名前の由来とされています。弊社の日野百草丸に配合しています。
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