キハダ
キハダの本数カウントと状況確認
5月12日、植樹した苗木の本数カウントと状況確認のため、現地に行きました。
2日前と様子は大きく変わりません。葉がしおれたり、枯れたりしている苗木と元気な苗木があります。
その後、育苗の専門家に伺うと:
・やはりキハダは葉が出ないうちに植樹した方が良い
・その方が苗木は根を張る方に専念し、その後葉が出ようとする勢いとともに、大きく成長する
・今回のように葉が大分出た後に植樹すると、一度葉は枯れる
・しかし、それは紅葉と同じで、キハダが幹や根を守ることに専念しようとしているから
(NHK番組「チコちゃんに叱られる」で、紅葉とは木による葉のリストラ・・というお話がありましたが、それと同じことだそうです)
・葉が枯れても幹や根が生きていれば、また新たな芽が生えて来る
とのことです。
それを伺って少し安心です。葉がしおれたり、枯れたりしても、それは木が生き延びようとしているサイン、ともとらえられます。10日の17時頃から11日の朝にかけて、再び長い雨が降りました。水が大事な今の時期。植樹直後に雨が降るか否かで活着の度合いに大きく差が出るとのことです。日頃は敬遠する雨ですが、今はもっと降ってくれないかなぁと思います。
さて、カウントした結果、スキー場旧ゲレンデに植樹したキハダは、正確には934本でした。
また、植樹したキハダのうちの一部は長野県で育苗された苗木です。この半分程度に、新芽が出ていることを確認しました!植樹からたったの4日なのにすごい生命力!!長野県の苗木は、芽が出ないよう保冷庫で保管管理されていたものです。芽が出ないうちに植樹することの大切さを改めて学びました。