日々の出来事
林業大学生による植樹
今日の午後1時半頃に長野県林業大学の一年生19名が先生に引率されて植栽実習に来ました。
キハダの植栽地の条件は、「日当たりが良く、水気がある土地であること」です。本社横の土地は日当たりがよく、天然の池があるくらい水も豊富です。右の写真の手前の大きな木が約40年前に植えたキハダで、この土地がキハダの適地であることを実証しています。
2012年から、林業大学生にキハダの植樹をしていただいてきましたが、なぜかごく一部しか根付かず、大部分が枯れています。
昨年、長野県林務部の専門家に調査してもらった結果、日当たりが良くても風通しが良い場所は冬季に一日の温度差が激しいので、積雪の上に出た枝の部分が枯れてしまったということでした。確かに木曽川に面した場所は、日当たりが良くても風が吹き抜ける場所なので、全滅ですが、山寄りの場所は風の吹き抜けがないためか、根付いているキハダがあります。
そこで、昨年から山寄りの比較的根付きの良かった場所に、植える穴を深く掘り、根を保水剤を溶かした水につけてから植えることと、キハダを守るようにまわりに3本のコナラを植えることにしてきました。今年も同じ植栽方法で作業を行い、3時半ころに植栽が終わり、解散しました。