日々の出来事
山下勝彦画伯の作品
山下勝彦さんは美術の才能を活かしたデザインと製作の仕事をしている木曽町三岳に在住の30代の若者です。
5年前に御嶽山三十八史跡巡りの仕組みを作ったときに、山下さんには御嶽山の山絵図を描いてもらいました。山絵図のパンフレット以外に朱印帳と押印する朱印もデザインしてもらいました。
上の写真は朱印帳の剣ヶ峰頂上のページです。このページに押印されているような38種類の朱印をデザインしてくれました。
弊社の王滝店に彼の作品を展示したいという申し出があり、2つの作品を展示しました。朱印のデザインが2つの作品のもとになったと思います。下左の写真は約3cmの厚さの板に漆画風に描いた御嶽山です。照明が映ってしまいうまく撮れていませんが、原画は素晴らしい作品で、2年かかったそうです。黄金色をどのような濃淡で描くかに苦心したようで、百閒滝などいくつかの滝も描かれています。
もう一つの作品は不動明王です。いろいろと文献を調べ、彼なりのイメージで描いたということです。
王滝店には上記2作品以外の山下さんの作品、「B1の用紙に印刷した山絵図、朱印帳、パンフレット、御嶽山を開山した覚明行者の物語を書いた漫画本、帽子、Tシャツ」を展示ないしは販売しています。
山下さんは御嶽山の案内もしており、「イケメン案内人」として、女性の登山客に人気があるようです。
山下さんのように才能ある若者が木曽に在住していることは、心強い限りです。