日々の出来事

楽器バンドーラの制作と演奏の実習会 1日目

Gband011.jpg(楽器バンドーラの制作と演奏の実習会 1日目)

木曽らしい活動を通して東日本大震災の被災地の子供たちの心を癒し、元気づけることができないだろうかと考えていて、ふと数年前に聴いた中澤準一先生の楽器作りの講演を思い出し、中澤先生に相談したところ、バイオリン作りは300時間かかるので、30時間でできる楽器バンドーラの制作がよいという助言に基づき、8月20日から24日までの4泊5日、木祖村やぶはら高原こだまの森で「楽器バンドーラの制作と演奏の実習会」を行うことにしました。福島県のいわきユネスコ協会の協力を得て、8名の小中学生と付添いの3名の父兄が参加する実習会を行うことになりました。2時ころに福島県からバスで来た参加者が到着しました。6時間半かかったそうです。木祖村栗屋村長、危険学プロジェクト研究統括の手塚さん、木祖村の協力者などの参加を得て、開会式を行いました。その後、休憩後実習会が始まりました。

中澤先生が説明された後に、楽器の設計が始まりました。参加者は自分の好きな形で楽器の設計を始めました。ペットボトル、犬の顔、トラック、船、花びらなど、胴体部分を画用紙にを描き、糸巻を取り付ける部分についても、例えば犬の顔の場合は前足などを描いた後で、中澤先生のところに行き、はさみで切りぬき、胴体と弦と糸巻部分を紙で作り上げました。更に板をのこぎりで切って、弦と糸巻部分を作り、ボンドで貼り付けたところで今日の作業は終わりです。出来上がった時の子供たちのうれしそうな顔を見て、実習会を行ってよかったと思いました。

今日予定していた作業が終わった子供たちは、危険学プロジェクト代表の畑村洋太郎先生が寄贈された世界に2つとない新型遊具に乗って楽しい時間を過ごしました。以下の動画は新型遊動円木で楽しんでいる子供たちの様子を撮影したものです。

5時半ころに全員今日の作業が終わり、夕食になりました。開会式が終わった後で、仕事に戻る予定でしたが、子供たちが集中して楽しそうに作業をしている様子を見て帰りそびれました。

     


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