1月はたくさんの御嶽信仰の先達・信者の方々が御嶽山麓の神社や霊場にお参りするためにお出でになります。

弊社の里宮店に立ち寄られた尾三日ノ出講長草講社の坂野先生から右の写真をいただきました。(写真を提供された中日新聞社からブログ掲載の許可を頂きました）

毎年12月16日に熱田神宮近くの円通寺で火渡り神事が行われます。坂野先生はまだ火が燃え盛っているときに写真のように火渡りをされるということです。中々このようにタイミングよく撮ることができないようですが、このときは坂野先生がこれから火渡りをすると合図されたので、うまく撮れたということです。一緒にお出でになった先達の方のお話によると、背丈くらいに燃え盛っている中を渡ったこともあるということでした。私は何か所かの火渡り祭に参加したことがありますが、このように燃え盛っている中を渡っているのは初めて見ました。同行の磯村先生によると、火がつけられる前から始まる一連の行法により、火が少し静まった頃に秋葉三尺坊大権現、また八大龍王の大神様のほとくろに抱かれて飛び込み、火渡り神事を行うので、火傷をしないということです。真に信じがたいことですが、毎年たくさんの人の目の前で行われている事実です。

今年の12月16日には円通寺の火渡り神事に是非参加したいと思いました。