日々の出来事
御嶽講社の秋期大祭
10月に入ると各地の御嶽信仰の教会・講社の秋期大祭があります。
毎年10月15日に愛知県の甚目寺にある明栄講分祠殿で行われる秋期大祭に招待を受け、参加しています。
以前は車で行ったこともありますが、最近は木曽からJRの列車で名古屋まで行き、名古屋から名鉄に乗って甚目寺で降り、歩いていくことにしています。右の写真は手前で分祠殿の外観を撮った写真です。
受け付けを済ませ、神殿の内部を撮らしていただきました。左の写真のように素晴らしい神殿です。
1時半から神事が始まりました。神事の中に献撰といって、秋に収穫した山海の食物を神様にお供えする行事があります。簡略に済ませ教会・講社が多い中で、この講社では巫女が次々と受け渡して、斎員が神殿にお供えします。お米、お酒、お餅、魚、乾物、野菜、果物、お茶の順に次から次へとお供えしていきます。
神事の後に直会があります。来賓の直会ですっかりごちそうになりました。
10月18日(日)に七宝町にある明栄ろ組で秋期大祭が催されました。
この大祭で、弊社創業者の日野文平の合祀祭が行われました。誠にありがたいことです。日野家の家族と私が出席して、故文平が安らかに霊神となるように祈りを捧げました。
この教会も献撰のときは巫女が並び、お供え物を手渡しで次から次へと運びます。1の手長、2の手長というように呼ぶようです。
愛知県で行われる秋期大祭では、神事が始まるまでの待つ間に、お茶のおもてなしを受けます。茶道の心得が必要です。このようなおもてなしを受けることは誠にありがたく、また、茶道の作法をきちんと身に着けておくことの大切さを教えられます。