木曽の便り
三岳夏祭り
7月19日は毎年木曽町三岳の若宮で夏祭りの祭典が行われます。10時少し前に若宮に行くと、すでに沢山の氏子と来賓の人たちが来ていました。間もなく式典が始まり、宮司と斎員による神事が行われました。来賓と氏子の代表者による玉串奉奠の後に太々神楽が始まり、午前中に一つの神楽の舞がありました。
その後に昼食休憩になり、昔ながら漆の箱にはいった弁当を食べました。箱の厚みがそれほどでないので、やや多いかなというくらいの量です。
休憩の間に神殿に飾られている絵馬の写真を撮ったりして過ごしました。絵馬の中には色もはげて何の絵が描かれていたかわからないものもありますが、右の写真の享和2年(1802)に制作された絵馬のように、保存状態の良いものもあります。
休憩後に保存会により4つの舞が披露されました。外では小学生による相撲大会が始まり、声援の声が聞こえてきました。
舞の後で、宮司によってご神体が遷座された神輿を担いで、若宮の敷地内の檜やさわらの林の中を行列して歩きました。神殿に戻って、神殿に隣接した建物の周りを2周した後で、神輿は神殿にかつぎ込まれ、神事が再開されました。宮司によってご神体が神殿の神座に戻され、閉扉されて神事が終わりました。